京都市立西賀茂中学校

京都市立西賀茂中学校について

京都市立西賀茂中学校は、京都府京都市北区の西賀茂円峰に位置する公立中学校であり、自然豊かな環境に恵まれた教育機関です。学校の周辺には多くの木々があり、そのため猿の目撃情報がしばしば寄せられています。

沿革

この学校は、京都市立加茂川中学校の生徒数増加に対応する形で、分校計画が進められました。1987年には、大宮、柊野小学校区の生徒を受け入れるため、京都市立加茂川中学校北分校として開設がされました。その翌年には現在の西賀茂中学校が正式に開校しました。用地の決定から開校までの間には、約8年の歳月がかかりました。その原因には、用地の確保や、用地内での「蟹ケ坂瓦窯跡」の発見、さらには地下水脈の排水作業に時間がかかったことが挙げられます。

1985年4月1日には北分校としてスタートし、1987年9月1日には住居移転とともに授業を開始しました。その後、1988年4月1日に京都市立西賀茂中学校として独立開校しました。そして、2011年には雲ケ畑中学校の廃校に伴い、同小学校区を通学区域に加えることが決定されました。

主な年間行事

学校生活は多くの行事に彩られています。4月には始業式と入学式が行われ、その後も各月に異なるイベントが予定されています。例えば、5月には修学旅行、9月には体育大会、12月には人権講話を含む修了式が行われるのです。また、特に3月には卒業式が実施され、3年生を送る会も行われる大切な時期となります。

部活動

西賀茂中学校の生徒たちは、様々な部活動に参加しています。運動系の部活動には、野球部、サッカー部、バスケットボール部、テニス部、陸上部、水泳部、剣道部などがあります。また、文化系の活動としては、吹奏楽部、茶道部、美術部、文芸部などがあります。各部活は生徒の個性を育み、仲間との絆を深める場所でもあります。

特色ある活動

学校では、地域貢献にも力を入れています。2006年からは、ミャンマーの寺子屋学校の支援を目的として国際貢献バザーを開催し、空きアルミ缶を集める活動を行っています。これにより、集められたアルミ缶でアルミ缶アートを作成することが恒例となっています。さらに、2011年の東日本大震災の復興支援の一環として、いわき市立小名浜第一中学校と交流を図り、コラボレーションでオリジナルTシャツを作成しました。

交通

アクセスに関しては、京都市営バスの「西賀茂車庫前」バス停から北へ約1km、また京都バスの「志久呂橋」バス停から西へ約400mの場所に位置しています。最寄りの地下鉄烏丸線の北山駅や北大路駅までは北西へ約3.8kmと、比較的交通の便も良好です。

西賀茂中学校は、こうした歴史や活動を通じて地域の教育を支えており、生徒たちの成長を見守る存在として重要な役割を果たしています。

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