京都府立乙訓高等学校

京都府立乙訓高等学校

京都府立乙訓高等学校（きょうとふりつ おとくにこうとうがっこう）は、長岡京市友岡一丁目に位置する府立の高等学校で、一般的に「おつこう」と呼ばれています。1964年の設立以来、地域に根付いた教育を提供しており、生徒たちに多様な選択肢を与えています。

設置学科

この学校には「普通科」と「スポーツ健康科学科」の二つの学科があります。普通科は特別に長期欠席者向けの選抜枠を設けており、入試を通じて約5名の枠を用意しています。スポーツ健康科学科は、体育に特化した教育プログラムを提供し、学生の身体能力の向上を目指しています。

沿革

学校の歴史は1963年に遡ります。府議会において新設高等学校の設置が議決され、1964年には設置告示が出されました。開校式は4月に行われ、その後数年にわたり校舎の整備が進められました。1965年には体育館が完成し、1967年に第1回の卒業式が実施されました。その後も施設は増設され、1994年にコンピュータ教室が設けられるなど、教育環境の充実が図られています。2009年には新校舎が完成し、2010年にはスポーツ健康科学科が新設されました。

アクセス

学校へのアクセスは非常に便利で、JR京都線長岡京駅から徒歩約12分、阪急京都線長岡天神駅からは徒歩約8分で到着します。

学校行事

文化祭

毎年9月には文化祭が行われており、3日間にわたって様々なパフォーマンスが展開されます。1年生は仮装パフォーマンス、2年生は小演劇、3年生は演劇を行います。特に、3年生の演劇は平成18年度以降、市民文化会館で行われていましたが、最近では体育館で開催されています。

体育祭

体育祭は通常、9月の最終金曜日に実施され、全校生徒が3色のグループに分かれて競技を行います。競技種目は、生徒の希望を反映して決定され、毎年良好な盛り上がりを見せています。

海外研修旅行

以前は10月に台湾への研修旅行が行われていましたが、近年は中止され、代わりに11月には普通科文系クラスがマレーシア・シンガポール、理系クラスがボルネオ島、スポーツ健康科学科がグアムへの研修を行っています。

著名な出身者

乙訓高等学校からは、政治家や著名選手、作家や映画監督など、多くの著名な人物が輩出されています。その中には、防衛大臣を務めた稲田朋美氏や、サッカー日本女子代表の海堀あゆみ選手、フェンシング選手の池端花奈恵氏などがいます。

まとめ

京都府立乙訓高等学校は、学業とスポーツの両面で充実した教育環境を提供しており、地域社会に貢献する人材を育成しています。歴史ある学校としての重みを持ちながらも、新しい教育の取り組みを行い、多様な生徒のニーズに応える姿勢が評価されています。

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