長岡天神駅

長岡天神駅について

概要

長岡天神駅（ながおかてんじんえき）は、京都府長岡京市天神一丁目に位置し、阪急電鉄京都本線の一部として利用されています。駅番号はHK-77で、2001年に特急の停車駅、2007年に通勤特急の停車駅として登録されて以来、平日には全列車が停車する駅となっています。周辺にあるJR京都線の長岡京駅との徒歩でのアクセスは約15分で、振替輸送時には不便を強いられることもあります。

近年、駅の利用者数は減少傾向にあり、現在は長岡京駅を大きく下回る乗車人員となっています。そのため、特急停車駅の中では最も乗客人数が少ない状態です。また、駅周辺では高架化計画が進められています。

歴史

長岡天神駅は1928年11月1日に新京阪鉄道の駅として開業しました。その後、1930年に京阪電気鉄道新京阪線に改称され、さらに1943年の会社合併により京阪神急行電鉄（現在の阪急電鉄）となりました。そして1949年には新京阪線が京都本線に改名され、長岡天神駅もその一部として位置付けられました。

駅の構造も変化があり、1972年のホーム延長や橋上駅舎の建設、1979年には全ての急行が停車するようになりました。特急の停車開始は2001年、通勤特急の停車は2007年でした。2013年には駅番号が導入され、現在の形態が整いました。

駅構造

長岡天神駅は島式ホーム2面4線を有する地上駅で、阪急電鉄初の橋上駅舎を備えています。出入口は東西に設けられており、東側には上下のエスカレーターとエレベーターが設置されていますが、西側は上りエスカレーターのみがあります。改札は1ヶ所のみで、駅北側には渡り線も設けられています。なお、この渡り線は平日朝および土休日の夜に特定の列車が設定されていた期間がありますが、現在は主に臨時ダイヤや緊急時に活用されています。

ダイヤと利用状況

長岡天神駅では、以前は通過列車も多かったですが、現在の時刻表では土休日を除き、すべての定期旅客列車が停車しています。平日の早朝には京都河原町行きの普通列車が運行されており、夜間到着のため当駅止まりの普通列車も設定されています。

2023年のデータによると、長岡天神駅の1日あたりの平均乗降人員は21,827人で、阪急電鉄全線では35位の利用状況です。特急停車駅としては最も少ない乗客数ですが、乙訓地区内の阪急の駅としては唯一の特急停車駅となっており、一定の利用客を集めています。

駅周辺の情報

駅周辺には長岡天満宮、市役所、図書館、病院などの公共施設や、西友やイズミヤといった大型ショッピングセンターも立地しています。近隣にはJR長岡京駅もあり、アクセスの利便性が確保されています。

バス路線も整備されており、阪急バスの停留所が近隣にあります。長岡京市内のコミュニティバスも運行されており、利便性が高いエリアです。なお、長岡天神駅から約3分ほどの距離には、サントリー京都工場への無料送迎バスも運行されています。

隣接駅

長岡天神駅の隣の駅は、高槻市駅（HK-72）と桂駅（HK-81）で、様々な列車が運行されています。特急や通勤特急とも接続しています。

さいごに

長岡天神駅は、地域に根ざした重要な交通ハブであり、今後の発展が期待される駅です。

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