京都府道608号温江加悦線

京都府道608号温江加悦線について

京都府道608号温江加悦線は、京都府与謝郡与謝野町を貫く一般府道です。始点となるのは与謝町の温江で、終点は加悦となっています。この道は、与謝野町の加悦地区の東側に位置し、温江と加悦市街地を繋ぐ大切な交通路です。特に、平成の大合併以前から加悦町の主要な街道としての役割を果たしていました。

路線の重要性

この府道は国道176号と与謝町役場加悦庁舎を繋ぐ道でもあり、災害時における物資の輸送を担う第二次緊急輸送路にも指定されています。このことからも、地域の安全と発展に寄与していることがわかります。

文化と観光

終点近くの加悦市街地は、製織町としても知られ、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。沿線には京都府が指定する多数の文化財も散在しており、その景観や歴史的価値を感じることができます。また、国道176号の旧道はさらに古く、旧街道としての歴史も持っています。当地域は「ちりめん街道」として観光の発展にも力を入れており、訪れる人々に魅力を伝えています。

路線データ

• - 起点: 与謝郡与謝野町字温江（兵庫県道・京都府道705号中藤加悦線上）
• - 終点: 与謝郡与謝野町字加悦（兵庫県道・京都府道705号中藤加悦線交点）
• - 総延長: 2.5446 km

この道の一部ではまだ幅員狭小区間が残っており、改良工事は段階的に進められています。起点から国道176号の交点にかけては重複区間が設けられており、起点および終点で同じ路線に接続しています。

重複区間と道路施設

特に兵庫県道・京都府道705号中藤加悦線との重複区間が存在し、与謝町の温江から温江交差点にかけて続いています。また、与謝郡与謝野町に架かる順気橋は、野田川に位置する橋梁であり、延長は35メートルです。2011年から改良工事が始まり、2012年度には竣工予定です。

地理的特徴

この道は、与謝郡与謝野町の加悦地区の温江を起点にして西へ進み、加悦谷を横断しながら加悦へ向かいます。国道176号の旧道との交差点を経て、市街地を曲がりながら、旧加悦町役場の交差点へと至ります。

以前、この地域では昭和の大合併まで同じ桑飼村に属していた明石と繋がる京都府道610号温江明石線が存在しましたが、その後国道176号の加悦谷バイパスの開通により、道路は町道に移管され廃止されました。

通過する自治体

この路線が通る自治体は京都府の与謝郡与謝野町のみです。

このように、京都府道608号温江加悦線は地域の交通だけでなく、文化や歴史の面でも大きな役割を果たしている府道です。

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