人にやさしく (テレビドラマ)

ドラマ『人にやさしく』詳細解説

あらすじ

2002年1月から3月にかけてフジテレビ系「月9」枠で放送されたドラマ『人にやさしく』は、東京・原宿を舞台に、過去に原宿中学校のボスだった3人組、前田前（香取慎吾）、山田太朗（松岡充）、大坪拳（加藤浩次）が共同生活を送る中で巻き起こる騒動を描いた物語です。

彼らは借金返済に追われる極貧生活を送っていましたが、ある日、100万円が入った封筒を拾ってしまいます。しかし、そのお金は、彼らの家に預けられることになった小学1年生の五十嵐明（須賀健太）が落としたものでした。明の母親からの手紙には「この子を預かって下さい」と書かれており、3人は戸惑いながらも明の面倒を見ることに。

明との共同生活を通して、3人はそれぞれの過去や内面と向き合い、互いに成長していきます。友情、家族、そして愛という普遍的なテーマを、笑いと涙を交えながら描いた、心温まる青春“子育て”グラフィティーです。

主要キャスト

前田 前（まえだ ぜん）：香取慎吾
原宿中学校の元ボスで、3人組のリーダー格。幼少期に両親を亡くし、施設で育ったため、家族に強い憧れを抱いている。プロのスノーボーダーを目指している。明の世話を通して、仲間の大切さを学ぶ。
山田 太朗（やまだ たろう）：松岡充
前田の同居人で、原宿中学校の元ボス。女好きでナンパ癖がある。大阪の病院の息子だが、過去の事件をきっかけに親から見放された過去を持つ。弁護士を目指している。明の世話を通して、父親を大切にすることの重要性を知る。
大坪 拳（おおつぼ けん）：加藤浩次
前田の同居人で、原宿中学校の元ボス。ギャンブル好きで喧嘩っ早い。幼少期に両親に捨てられた過去を持つ。明の世話を通して、本当の強さを学ぶ。憂に片思いをしている。
五十嵐 明（いがらし あきら）：須賀健太
裕福な家庭に育ったが、両親に捨てられ、前田たちに預けられることになった小学1年生。最初は戸惑うが、次第に3人に心を開いていく。

その他のキャスト

榊 のぞみ（さかき のぞみ）：星野真里
原宿小学校の臨時教師で、明の担任。前田に恋心を抱く。花子とは幼馴染。
水崎 花子（みずさき はなこ）：小西真奈美
3人の行きつけの店「レッドライン」の店員。太朗に恋心を抱いている。
日向 憂（ひゅうが ゆう）：りょう
「レッドライン」の店長で、日向龍一の妹。3人の良き理解者。
日向 龍一（ひゅうが りゅういち）：陣内孝則
警視庁の刑事で、憂の兄。3人が中学時代から関わっており、彼らを更生させようと見守っている。

各話ゲスト

ドラマには、各話ごとに豪華なゲストが登場しました。

第3話：深水三章 （大坪拳の父役）
第5話：中居正広、生田斗真、佐藤仁美、末永遥、草村礼子、檜山豊、上地雄輔
第6話：高岡早紀（山田太朗の元妻役）
第7話：沢村一樹
第8話：田中裕二、渡辺満里奈、遠山俊也、三瓶
第9話：西田健、小木茂光（五十嵐光太郎役）
第10話：真木蔵人（洋介役）
最終話：麻生祐未（五十嵐美佐役）

スタッフ

脚本: 鈴木おさむ、いずみ吉紘
演出: 澤田鎌作、田島大輔、久保田哲史
音楽: 武部聡志
主題歌: THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTS「夢」
挿入歌: THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTS「人にやさしく」「終わらない歌」「ロクデナシ」「英雄にあこがれて」
プロデュース: 澤田鎌作、栗原美和子
制作: フジテレビ

受賞

第32回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
最優秀作品賞
主演男優賞（香取慎吾）
助演女優賞（星野真里）
主題歌賞（THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTS）
新人俳優賞（松岡充）

こぼれ話

タイトルは、THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSの楽曲「人にやさしく」に由来。
当初、主題歌も同曲が予定されていたが、歌詞の一部が理由で変更になった。
オープニングでは、THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSの過去の写真のパロディが使用された。
榊のぞみ役は当初、加藤あいが演じる予定だったが、体調不良のため降板した。
ドラマ終了後、主演の4人は、SMAP×SMAPの企画や、おじゃMAP!!で再共演を果たしている。

関連商品

DVD『人にやさしく』

関連項目

スリーメン&ベビー
マルモのおきて

外部リンク

公式サイト
* フジテレビ番組基本情報

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