人材開発統括官

人材開発統括官について

人材開発統括官は、厚生労働省の内部部局の一つであり、働く人々の職業能力の開発と向上を支援することを主な目的としています。2017年7月11日の組織改正により、それまであった職業能力開発局が廃止され、新たに設置されました。

主な役割と業務

人材開発統括官は、以下の業務を所掌しています。

公共職業訓練の実施: 離職者や転職希望者などを対象とした公的職業訓練の実施。
技能検定の実施: 働く人々の技能を評価するための技能検定の実施と、その体制整備。
職業能力開発の促進: 事業主や関係者による職業能力開発の促進、労働者の自発的な能力開発の支援。
勤労青少年の福祉増進: 勤労青少年の福祉の増進に関する業務。
学校と職業安定機関との連携: 学校卒業者の職業紹介や職業指導に関して、職業安定機関と学校間の連携を促進。
無料職業紹介事業: 職業安定法に基づく無料職業紹介事業の実施。
青少年雇用情報の提供: 青少年の雇用の促進に関する法律に基づく、青少年雇用情報の提供。
学校卒業者の雇用機会確保: 学校卒業者等の雇用機会の確保と、雇用管理の改善。
介護労働者の雇用管理: 介護労働者の雇用管理の改善を支援する介護労働安定センターの運営。

これらの業務を通じて、人材開発統括官は、働く人々のスキルアップを支援し、より良い雇用環境の実現を目指しています。

組織

人材開発統括官の業務を円滑に進めるため、以下の組織が設置されています。

人材開発総務担当参事官室: 統括官の職務を補佐する役割を担う。
人材開発政策担当参事官室: 人材開発に関する政策立案を行う。
訓練企画室: 公共職業訓練の企画・立案。
特別支援室: 障害者やその他の特別な支援を必要とする人々の職業訓練を支援。
政策企画室: 人材開発に関する政策の企画・立案を行う。
若年者・キャリア形成支援担当参事官室: 若年者のキャリア形成を支援。
キャリア形成支援室: 個人のキャリア形成を支援。
企業内人材開発支援室: 企業内における人材開発を支援。
能力評価担当参事官室: 職業能力の評価に関する業務を行う。
海外人材育成担当参事官室: 海外における人材育成を支援。
海外協力室: 海外の人材育成に関する国際協力を担当。

これらの組織が連携し、人材開発統括官の所掌事務を遂行しています。

人材開発統括官は、働く人々が自身の能力を最大限に活かせる社会の実現に向けて、重要な役割を果たしています。

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