仙台市消防局

仙台市消防局

仙台市消防局は、宮城県仙台市における消防事務を担う消防本部です。市民の生命、身体、財産を火災や災害から守るため、日夜活動しています。

沿革

仙台市消防局は、1948年（昭和23年）11月に仙台市消防本部として発足しました。当初は2署5分遣所の体制でしたが、時代の変化とともに組織を拡充し、1957年（昭和32年）に仙台市消防局へと改称されました。

主な沿革

1948年: 仙台市消防本部として発足
1957年: 仙台市消防局に改称
1959年: 消防音楽隊が発足
1961年: 救急業務を開始
1987年: 宮城町消防本部を統合し、4署体制へ
1988年: 泉市消防本部を統合し、5署体制へ
1989年: 政令指定都市移行に伴い、署の名称を変更し、太白消防署を新設。6署体制へ
1992年: 消防ヘリコプターを配備
2007年: 特別機動救助隊（スーパーレスキュー仙台）を新設
2011年: 東日本大震災発生
2020年: 仙台市中央救急出張所を開所

組織

仙台市消防局は、本部と消防署で構成されています。

本部
総務部：総務課、管理課
予防部：予防課、危険物保安課
警防部：警防課、救急課、指令課、消防航空隊
消防署：警防課、予防課、消防分署
青葉消防署
宮城野消防署
若林消防署
太白消防署
泉消防署
宮城消防署

仙台市消防音楽隊

1959年（昭和34年）4月に発足した仙台市消防音楽隊は、消防職員と消防団員で構成され、火災予防や防災意識の啓発を目的として、年間を通じて様々なイベントで演奏活動を行っています。カラーガード隊「グリーン・ジュエルズ SENDAI」も擁し、音楽と視覚効果で市民に親しまれています。

主な年間行事

消防出初式
定期演奏会
春期火災予防運動関連行事
杜の都ふれあいコンサート
仙台七夕まつりパレード
防災・防火フェスティバル
各区区民まつり
秋季火災予防運動関連行事

特別機動救助隊（スーパーレスキュー仙台）

2007年（平成19年）4月1日に発足した特別機動救助隊は、高度な救助技術と資機材を備え、大規模災害や特殊災害に対応する専門部隊です。電磁波人命探査装置や特殊災害対応車などを活用し、人命救助や放射性物質、汚染物質の除去活動を行います。国内外の災害現場へも派遣され、その能力を発揮しています。

主力機械

仙台市消防局は、様々な災害に対応するため、多種多様な消防車両や資機材を保有しています。

消防ポンプ自動車
水槽付消防ポンプ自動車
はしご消防自動車
化学消防車
救助工作車
高規格救急車
* 消防ヘリコプター

不祥事・事故

活動中のミス・事故

2019年11月には、救急搬送の遅れにより患者が死亡する事案が発生しました。また、2020年7月には、救急隊がマンション名を誤認し、救命処置が遅れる事案が発生しました。市消防局は、遺族に謝罪するとともに、再発防止策を講じています。

職員による不祥事

2019年4月には、男性消防士長が許可を得ずに不動産賃貸業を営んでいたとして、減給処分を受けました。2020年8月には、男性職員が担当区域の防火対象物から提出された書類を放置し、紛失させる事案が発生しました。市消防局は、職員の綱紀粛正を徹底し、再発防止に努めています。

仙台市消防局は、これらの教訓を踏まえ、市民の信頼に応えられるよう、より一層の努力を続けています。

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