仙台車両センター宮城野派出所(せんだいしゃりょうセンターみやぎのはしゅつじょ)は、
宮城県仙台市宮城野区に位置し、
東日本旅客鉄道(JR東日本)の
車両基地です。宮城野派出所は、東北本部の管轄下にあり、
運転士や車掌の職場である仙台統括センター宮城野乗務ユニットが併設されています。
施設の歴史
この施設の起源は、昔の陸前原ノ町駅構内にあった陸前原ノ町
電車区です。
仙石線仙台から苦竹間の地下新線工事に伴い、
1987年に名所を変更し、現地の
宮城野区に移転しました。現在の基地は、宮城野信号場を介して
仙石線と接続しており、車両の出入りはここを利用して行われています。
車両の運用
仙石線の車両は、主に宮城野信号場を通じて入出庫されます。全線の信号制御を担当する仙石指令・CTCセンターも同じく宮城野運輸区内に位置しています。石巻側の車両出入庫は
回送列車によって行われ、あおば通側では多くの場合営業列車として運転されます。営業運転に備えて、福田町始発の臨時列車「流灯号」も運行されていました。
施設の歴史年表
震災の影響
2011年の
東日本大震災の際、
仙石線の路線が一部不通となり、郡山総合車両センターへの
回送ができなくなりました。震災以降、多額の経費が掛かり非効率的な陸送に依存していましたが、
2014年度末までに平均5編成の検査がこの基地で行われました。
配置車両
仙台車両センター宮城野派出所には
仙石線の
普通列車で運用される車両が配置されています。2022年4月時点では、205系
電車の68両がここに配置されています。
- - 205系電車: これらは、過去の余剰車両を改造して使用されており、特に山手線からの転入車両が多いです。
- - 過去の配置車両としては、宮城電気鉄道からの引継ぎ車両や、様々な型の電車が存在していました。
このように、
仙台車両センター宮城野派出所は歴史と実績を持つ重要な
車両基地であり、
仙石線の運行を支える不可欠な存在となっています。