伊予吉田駅

伊予吉田駅

伊予吉田駅（いよよしだえき）は、愛媛県宇和島市吉田町立間尻に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はU25が付与されており、予讃線を走る全ての特急列車が停車する主要駅の一つです。

歴史

伊予吉田駅は、その歴史の中で、地域の重要な交通拠点としての役割を果たしてきました。

国鉄時代: 開業当初から急行列車の停車駅として機能し、特に1970年代から1980年代前半にかけては、急行「うわじま」が全列車停車していました。これは、当時の鉄道輸送における伊予吉田駅の重要性を示すものです。
特急停車: 1986年11月1日には、特急「しおかぜ」の一部が停車するようになり、徐々に特急停車駅としての地位を確立していきました。2010年9月1日には、特急列車の停車本数が大幅に増加し、さらに2011年3月12日には、全ての特急列車が停車する現在の形となりました。

年表

伊予吉田駅の主な出来事を年表形式でまとめました。

1941年（昭和16年）7月2日: 開業。開業当初は、下りホームに待避線が、上りには宇和島方面に行き止まり式の側線が2本ありました。
1971年（昭和46年）11月8日: 貨物取扱が廃止されました。
1985年（昭和60年）3月14日: 荷物扱いが廃止されました。
1986年（昭和61年）3月3日: 無人駅化（簡易委託化）されました。
1986年（昭和61年）11月1日: 特急「しおかぜ」の一部が停車するようになりました。
1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄分割民営化により、JR四国の駅となりました。
2010年（平成22年）9月1日: 特急列車の停車本数が大幅に増加し、上下合わせて17本の特急列車が新たに停車するようになりました。また、自動券売機が設置されました。
2011年（平成23年）3月12日: 全ての特急列車が停車するようになりました。

駅構造

伊予吉田駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。ホーム間は跨線橋で接続されていますが、かつては線路を横切ってホームを移動していました。下りホームの端は後に延長され、以前はスロープ状になっていましたが、現在は階段が設置されています。また、タブレット閉塞を使用していた時代には、ホームにタブレット授受器が設置されていました。

のりば

利用状況

伊予吉田駅は、宇和島市吉田地区の主要駅として、地域住民や観光客に利用されています。特急列車が全列車停車することから、県内各地へのアクセス拠点としても重要な役割を担っています。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

吉田湾
宇和島市吉田支所（旧・吉田町役場）
吉田郵便局
愛媛県立吉田高等学校

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■予讃線

立間駅 (U24) - 伊予吉田駅 (U25) - 高光駅 (U26)

※特急「宇和海」の隣の停車駅については、列車記事を参照してください。

外部リンク

* 伊予吉田駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

その他

伊予吉田駅は、その歴史と利便性から、地域の発展に大きく貢献してきた駅と言えるでしょう。現在では、全ての特急列車が停車する主要駅として、多くの人々に利用されています。

もう一度検索