伊南村 (福島県)

福島県南会津郡に存在した村、伊南村

伊南村（いなむら）は、福島県南会津郡に位置していた村です。2006年3月20日に、田島町、舘岩村、南郷村と合併し、南会津町となったため、その歴史に幕を閉じました。伊南村は、豊かな自然と歴史的な文化が共存する地域でした。

地理

伊南村は、檜枝岐川と舘岩川が合流して伊南川となり、村を北上するという地理的な特徴を持っていました。村の中心部には役場や中学校などが位置し、舘岩村との境界には高畑山がそびえていました。山間部には、坪入岳などの山々が連なり、豊かな自然環境が形成されていました。

主な山:

坪入岳
高畑山

主な河川:

伊南川

隣接していた自治体:

南会津郡
田島町
只見町
檜枝岐村
南郷村
舘岩村

歴史

伊南村の歴史は、合併と災害、そして交通網の整備という変遷を辿っています。

年表:

1955年（昭和30年）4月1日：伊南村と大川村が合併し、新たな伊南村が誕生しました。
1964年（昭和39年）4月30日：村の中心部で大規模な火災が発生し、古町と多々石部落で合計145棟が焼失するという大きな被害を受けました。
1975年（昭和50年）4月1日：国道352号が制定され、地域の交通網が整備されました。
1981年（昭和56年）：国道401号が制定され、さらに交通の利便性が向上しました。
2006年（平成18年）3月20日：田島町、舘岩村、南郷村と合併し、南会津町が発足。伊南村はその歴史を終えました。

行政区域の変遷:

詳細は変遷表を参照してください。

交通（廃止直前）

伊南村を通過する主な道路は以下の通りでした。

一般国道:

国道352号
国道401号

一般県道:

福島県道351号大倉大橋浜野線

これらの道路は、伊南村と周辺地域を結ぶ重要な交通路でした。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

伊南村には、自然と歴史を感じられる様々な観光スポットがありました。

会津高原高畑スキー場: 冬には多くのスキーヤーやスノーボーダーで賑わうスキー場です。
大桃の舞台: 国の重要有形民俗文化財に指定されており、歴史的な価値を持つ舞台です。
古町の大銀杏: 樹齢数百年の大銀杏が、訪れる人々を魅了しました。
久川城: 福島県の史跡に指定されている城跡で、歴史を感じることができます。

これらの観光スポットは、伊南村の魅力を語る上で欠かせない存在でした。

脚注

詳細については、各脚注を参照してください。

関連項目

伊北村（いほうむら）: 伊南村と対になる存在であり、後に只見町となりました。
伊奈村（いなむら）: 愛知県宝飯郡にあった村で、現在の豊川市の一部です。
福島県の廃止市町[[村]]一覧: 福島県内で廃止された市町[[村]]の一覧です。
伊南村（曖昧さ回避ページ）: 伊南村に関する曖昧さ回避ページです。

外部リンク

伊南村（2006/05/20アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project: 国立国会図書館のアーカイブサイトで、当時の伊南村の情報を確認できます。

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