伊号第四十潜水艦

伊号第四十潜水艦について

伊号第四十潜水艦（いごうだいよんじゅうせんすいかん）は、大日本帝国海軍が運用した潜水艦です。艦種は伊四十型潜水艦（巡潜乙型改一）の1番艦に分類されます。しかし、艦艇類別等級別表においては、伊十五型[[潜水艦]]の21番艦としても記載されています。

艦歴

伊号第四十潜水艦は、1941年（昭和16年）の昭和17年度計画（マル急計画）に基づき、呉海軍工廠で1942年3月18日に起工しました。同年8月20日には横須賀鎮守府籍となり、艦艇類別等級別表に記載されました。その後、1942年11月10日に進水し、1943年7月31日に竣工しました。

竣工後、伊号第四十潜水艦は訓練部隊である第一艦隊第11潜水戦隊に編入され、訓練に従事しました。1943年10月31日には、第2潜水隊に配属されました。

1943年11月13日、伊号第四十潜水艦は横須賀を出港し、トラック島へ向かいました。11月19日にトラック島に到着し補給を受けた後、11月22日にマキン島方面へ向かうためにトラック島を出港しましたが、この出港を最後に消息不明となりました。

アメリカ軍には伊号第四十潜水艦の撃沈記録がないため、事故による沈没の可能性も考えられています。艦長の渡辺勝次少佐以下乗員97名全員が消息不明となり、戦死と認定されました。

1944年（昭和19年）2月21日、伊号第四十潜水艦はギルバート諸島方面で沈没したと認定され、同年4月30日に除籍されました。

歴代艦長

伊号第四十潜水艦の艦長は以下の通りです。

艤装員長： 不詳
艦長：渡辺勝次 少佐（1943年7月31日 - 1944年2月21日）

参考文献

雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』光人社、1990年。ISBN 4-7698-0462-8
外山操『艦長たちの軍艦史』光人社、2005年。ISBN 4-7698-1246-9
* 福井静夫『写真日本海軍全艦艇史』ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1

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