伊敷台

伊敷台（いしきだい）

鹿児島市北部に位置する伊敷台は、甲突川中流域の台地上に広がる新興住宅地です。この地域は、伊敷ニュータウンとして計画的に開発され、美しい街並みが特徴です。伊敷台一丁目から伊敷台七丁目までが存在し、全域で住居表示が実施されています。

地理

伊敷台は、鹿児島市の北部、甲突川中流域の台地上に位置しています。周囲には、北に伊敷町、南に下伊敷や若葉町、東に坂元町や下田町、西に伊敷が隣接しています。この地域は、伊敷ニュータウンとして造成されたため、計画的な道路網や公園が整備されています。

町内には、鹿児島市立伊敷台小学校や鹿児島市立伊敷台中学校が設置されており、教育環境も充実しています。また、西端には国道3号が通り、東端には鹿児島市交通局北営業所があるなど、交通の便も良い地域です。

歴史

伊敷台は、もともと下伊敷町と伊敷町の間の山を切り開いて開発された住宅団地です。1986年に鹿児島市最後の「マンモス団地」として造成が開始され、1993年には伊敷台小学校、1994年には伊敷台中学校が開校しました。

2002年には伊敷ニュータウン地区で住居表示が実施され、伊敷町と下伊敷町の一部が分割され、「伊敷台一丁目」から「伊敷台六丁目」が設置されました。その後、2005年には明ヶ窪地区で住居表示が実施され、下田町と下伊敷町の一部から「伊敷台七丁目」が設置されました。

町域の変遷

伊敷台の町域は、伊敷ニュータウンの開発と住居表示の実施に伴い、変化してきました。開発当初は山林だった地域が、計画的な住宅地として生まれ変わり、現在の形に至っています。

人口

2020年4月1日現在の伊敷台の人口は9,087人、世帯数は3,553世帯です。国勢調査によると、人口は増加傾向にあります。これは、伊敷台が住宅地として人気が高く、住みやすい環境が整っているためと考えられます。

施設

公共施設

伊敷台福祉館
鹿児島市交通局北営業所

教育施設

鹿児島市立伊敷台中学校
鹿児島市立伊敷台小学校

郵便局

鹿児島伊敷台郵便局

寺社

伊勢神社

小・中学校の学区

伊敷台の小・中学校の学区は、以下の通りです。

小学校: 鹿児島市立伊敷台小学校
中学校: 鹿児島市立伊敷台中学校

交通

道路

鹿児島県道208号坂元伊敷線

公共交通機関

鹿児島市交通局（鹿児島市営バス）
1番線：伊敷ニュータウン線（鹿児島中央駅経由）
1-2番線：伊敷ニュータウン線（鹿児島中央駅止まり）
鹿児島交通
65-1番：伊敷ニュータウン東～（鹿児島中央駅経由）～鹿児島駅

脚注

参考文献

南日本新聞『鹿児島市史Ⅳ』 4巻、鹿児島市、1990年3月15日。
南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』 5巻、鹿児島市、2015年3月27日。

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