伊東竜二

伊東竜二について

伊東竜二（いとう りゅうじ、1976年4月8日生まれ）は、岩手県滝沢市出身の日本のプロレスラーで、現在は大日本プロレスに所属しています。彼の血液型はB型で、プロレス界ではデスマッチ専門の選手として知られ、数多くのタイトルを獲得する実績を持っています。

経歴

大日本プロレス入門

伊東は高校時代にボクシングを学びましたが、茨城大学の工学部を中退した1998年に大日本プロレスに入門しました。1999年4月29日には葛西純との試合でプロデビューを果たしました。2003年からはデスマッチにおいて一線を担い、同年8月に金村キンタローからBJW認定デスマッチヘビー級王座を奪取し、以降2年の間このタイトルを保持しました。

故障とベルト返上

しかし、彼のキャリアは困難な局面を迎えます。2006年9月10日、佐々木貴とのタイトルマッチ中に大怪我を負い、長期の入院や手術を余儀なくされました。彼は、自身がデスマッチファイターとしてこのベルトを保持することができないと判断し、ベルトを返上する決断を下しました。

復帰

2007年2月には復帰会見を行い、3月14日に後楽園ホールにて復帰戦を行いました。その後も2008年にアメリカでのデスマッチ選手権に挑戦し、様々な団体で活躍しました。しかし、2009年には再び重傷を負い、一時的な欠場を余儀なくされましたが、その後復帰を果たしました。

年間最高試合賞受賞

2010年には大日本プロレスの15周年記念興行で金網デスマッチに勝利し、BJW認定デスマッチヘビー級王座を再獲得しました。そして、2013年には一騎当千に出場し、初優勝を果たしましたが、頚椎を圧迫骨折していたことが後に明らかになり、ファンや仲間を驚かせました。2014年5月には再び王座を奪回し、さらに2015年にはアブドーラ小林を下して王座戴冠を果たしました。

得意技

伊東のリングでのスタイルは、独特な技の数々で知られています。特に代表的な技の1つは「ドラゴンスプラッシュ」です。これは空中で開脚し、相手に大きなダメージを与える技で、彼のフィニッシュムーブとして使用されています。その他にも、ドラゴンキッカーやムーンサルトプレスなどさまざまな技を持ち、対戦相手によって戦術を巧みに変えながら試合を進めます。

オリジナルアイテム

また、伊東はデスマッチルールの試合において独自のアイテムを使用することで知られ、工学部出身の彼は様々なオリジナルアイテムを考案しています。例えば、巨大なねずみ捕りを使用し、相手に蛍光灯を振り下ろす仕掛けなどが挙げられます。

プロレス界での地位

伊東竜二の地位は、デスマッチファイターの中でも特異であり、高い評価を受け続けています。プロレス団体の枠を超えた活動と、レフェリーとの結婚（後に離婚）や多様なユニットでの活動は、その存在感をさらに強調しています。彼の活躍は、今後も日本のプロレス界に大きな影響を与え続けることでしょう。

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