伊藤博康

伊藤博康について

伊藤博康（いとう ひろやす、1969年9月13日生まれ）は福島県相馬市に生まれ育った元プロ野球選手で、ポジションは外野手でした。彼の野球キャリアは高校時代から始まり、学法石川高等学校に在学中、2年次の夏と3年次の春には選抜大会と甲子園に出場しました。チームメイトには、後のプロ選手となる諸積兼司や作山和英がいました。

高校卒業後、伊藤は作山と共に東北福祉大学へ進学しました。在学中の4年生の春には主将を務め、大学野球選手権での初優勝を果たしました。この年、彼は最多打点、最多本塁打のタイトルを獲得し、秋にはベストナインにも選ばれました。また、日米大学野球ではMVPに輝くなど、その実力を証明しました。

1991年、彼はプロ野球ドラフトで読売ジャイアンツから4位指名を受け、入団を果たしました。ルーキーイヤーの1992年5月3日、ヤクルトスワローズ戦で一軍昇格を果たし、早速1番ライトでスタメン出場しました。この試合では5打席中2本の二塁打を含む活躍をし、鮮烈なデビューを飾りました。また、ジュニア日本選手権でもサヨナラ打を放ち、優秀選手としての評価を得ました。

しかし、その後の成績は続かず、1995年には巨人から自由契約となり、福岡ダイエーホークスにテスト入団しましたが、ダイエーでは一軍出場を果たすことなく、1997年シーズン終了後に現役を引退しました。

引退後は地元の福島県石川町に戻り、整体師として働いていましたが、その後の活動の中で、2015年12月1日には東日本国際大学昌平高等学校の野球部新監督に就任しました。選手たちに自身の経験を伝える中で、彼はその指導者としてのキャリアを歩み始めました。2023年の夏の大会をもって監督を退任しました。

詳細な業績

打撃成績

• - 初出場：1992年5月3日ヤクルトスワローズ戦（東京ドーム）
• - 初安打：同上、伊東昭光から

背番号

• - 43（1992年 - 1995年）
• - 63（1996年 - 1997年）

伊藤のキャリアは波乱に満ちていましたが、多くの経験を経て、今もなお野球界に関わり続けています。彼のような選手が次世代の選手に与える影響は計り知れません。

もう一度検索