伊藤盛一郎

伊藤盛一郎のプロフィールとキャリア

伊藤盛一郎（いとう せいいちろう）は、1993年12月3日生まれの総合格闘家で、現在は日本のリバーサルジム横浜グランドスラムに所属しています。彼はカナダのトロントで生まれ育ち、その後、神奈川県横浜市に移住してきました。高校時代は柔道を学び、その後、総合格闘技の世界に飛び込むことを決意しました。

来歴

伊藤は、高校卒業後にリバーサルジム横浜に入門し、ここから彼の格闘技キャリアが始まります。彼はその後すぐに頭角を現し、様々な大会でタイトルを獲得していきました。

ZSTでの成功

彼のキャリアの最初の大きな成功の一つは、2015年2月22日に行われたZST.44でのフライ級タイトルマッチです。この試合で彼は八田亮と対戦し、2ラウンド目に膝蹴りからパウンドでTKO勝ちを収め、ついに王座を獲得しました。

同年8月23日のZST.47でのタイトル防衛戦でも、矢島雄一郎を相手に3ラウンド目に右フックでKO勝ちを果たしました。2016年4月17日には、ZST.50での王座統一戦において、暫定王者である坂巻魁斗を相手にニンジャチョークで一本勝ちを収め、2度目の防衛と王座の統一に成功します。

RIZINへの挑戦

2017年4月16日、伊藤は大規模な格闘技イベント『RIZIN』にデビューしました。初戦では才賀紀左衛門と対戦し、1ラウンドにダウンを奪ってから、最終的には判定勝ちを収めました。しかし、2019年4月21日にRIZIN.15でのマネル・ケイプ戦では、ボディブローにより2ラウンドTKO負けを喫してしまいます。

さらに2020年8月には、DEEPフライ級王者の神龍誠と戦い、フロントチョークで2ラウンドに一本負けを喫するなど、厳しい試練も経験しました。

しかし、伊藤は落ち込むことなく成長を続け、2021年10月24日のRIZIN.31では、橋本薫汰に逆転勝利を収めました。この試合では、1ラウンドにダウンを奪われる劣勢から、2ラウンドにリアネイキッドチョークで一本勝ちを果たしました。

PANCRASEの王者へ

試合を重ねる中で徐々に実績を積んでいった伊藤は、2023年12月24日にPANCRASE340で行われた暫定王座決定戦で有川直毅に挑み、2ラウンドにリアネイキッドチョークで勝利。これによりフライ級暫定キング・オブ・パンクラシストのタイトルを獲得します。

2024年4月には、王座が返上され、正式なフライ級キング・オブ・パンクラシストとして認められました。その後、同年7月には王座防衛戦でムハンマド・サロハイディノフを相手に勝利し、再びその名を高めました。

プライベート

2024年には、菅原美優との結婚が報じられ、プライベートでも充実した日々を送っています。彼の人間性や情熱は、格闘技だけでなく、私生活にも良い影響を与えていることでしょう。

戦績と獲得タイトル

伊藤盛一郎は、ZSTフライ級王者、暫定フライ級キング・オブ・パンクラス王者、そして第9代フライ級キング・オブ・パンクラス王者としての輝かしい履歴を持っています。彼の活躍は日本の格闘技界において注目されており、今後の成長が楽しみです。

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