伊藤秀樹

伊藤秀樹氏は、1957年2月13日に三重県津市で生まれました。1979年に東京大学法学部を卒業後、外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

外務省入省後、伊藤氏は様々な国際的な職務を経験しました。1993年には在サウジアラビア日本国大使館の一等書記官に任命され、1996年には同大使館の参事官に昇進。同年には国際連合日本政府代表部の参事官も務めました。1999年には防衛庁運用局訓練課長に就任し、2001年には外務省総合外交政策局国際社会協力部国連行政課長に異動しました。

2003年、伊藤氏は在イラン日本国大使館の公使に任命され、2004年には在イラク日本国大使館サマーワ事務所も兼務しました。2005年には大臣官房参事官兼中東アフリカ局に就任し、2007年には在バーレーン日本国大使館公使となりました。その後、2009年にはバンクーバー総領事に任命され、2012年には東京都知事本局儀典長を務めました。

2014年、伊藤氏は駐スーダン特命全権大使に任命され、在任中には1億3000万円の無償資金協力に関する書簡の交換を行うなど、両国間の関係強化に尽力しました。2018年には駐バーレーン特命全権大使に任命され、2021年に離任しました。

外交官としてのキャリアを終えた後、伊藤氏は2021年に中村滋氏の死去に伴い、東京都公安委員会委員に就任しました。長年にわたり外交の最前線で活躍した伊藤氏は、国際社会における日本のプレゼンス向上に大きく貢献しました。その幅広い経験と知識は、今後の東京都の公安行政においても重要な役割を果たすことが期待されています。

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