在イラン日本国大使館

在イラン日本国大使館について

在イラン日本国大使館は、イランの首都テヘランに所在する日本の在外公館であり、日本国外務省の管轄下にあります。イランにおける日本国を代表する機関として、両国間の外交、経済、文化など多岐にわたる分野での関係構築を担っています。

歴史

1929年8月、在ペルシア日本帝国公使館（後の在イラン日本帝国公使館）として開設されたのが始まりです。その後、第二次世界大戦の影響により1942年4月に両国間の国交が断絶しますが、1953年7月には国交再開に先立ち、在イラン日本国公使館の開設が定められました。同年11月には国交が正式に再開され、1955年2月にはテヘランの公使館が大使館に昇格しました。

1979年2月には、イラン革命により王制が崩壊しましたが、日本との国交はその後も維持されています。

所在地

大使館はテヘラン市内に位置しています。

主要な出来事

大使館職員の新型コロナウイルス感染 (2020年)
2020年4月、大使館職員が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。この感染事例は、アジアおよび中東に所在する日本国大使館としては初めての事例となりました。

著名な在勤者

過去には、以下のような人物が大使館に勤務していました。

奥克彦: イラクで殉職した外交官の一人です（イラク日本人外交官射殺事件）。
田中浩一郎: 慶應義塾大学教授、日本エネルギー経済研究所理事兼中東研究センター長を務めています。
松永泰行: 東京外国語大学教授として活躍しています。

在ホラムシャハル日本国総領事館

在ホラムシャハル日本国総領事館は、イラン南西部のフーゼスターン州にあるホラムシャハルに、かつて設置されていた日本の総領事館です。

歴史

1976年6月の法改正により設置が決定され、翌1977年1月に開館しました。しかし、1980年9月22日に勃発したイラン・イラク戦争の影響を受け、ホラムシャハルは攻撃対象となり、1981年に総領事館は閉鎖されました。

関連項目

日本とイランの関係
駐日イラン大使館
日本の在外公館の一覧

外部リンク

在イラン日本国大使館
在イラン日本国大使館(ペルシア語)
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