伊藤茂昭

伊藤茂昭の人物と経歴

伊藤茂昭（いとう しげあき、生年1948年11月4日）は、日本の名高い弁護士として知られ、法律界での多くの重要な職務を歴任してきました。彼は現在、シティユーワ法律事務所のパートナーとして活動しています。また、東京弁護士会の会長、日本弁護士連合会の副会長、関東弁護士会連合会の理事長など、数々の役職を務めてきた経歴を持ちます。彼の兄である伊藤雅治もまた、厚生労働省の重要な職務に就き、医政局長や全国社会保険協会連合会の理事長などを歴任した、著名な医師であります。

生い立ち

伊藤茂昭は新潟県西頚城郡木浦村、現在の糸魚川市で生まれました。彼の兄である伊藤雅治は、医療界での確かな実績を誇ります。伊藤茂昭は1967年に新潟県立高田高等学校を卒業し、その後新潟大学医学部に進学しました。しかし、大学での6年間の在学期間中に、大学闘争が起こり、公務執行妨害罪で起訴されるという経験を経て、弁護士の道を志すこととなります。

法律の道へ

1973年、伊藤茂昭は中央大学法学部に入学し、1976年に旧司法試験に合格、その後1977年に法学部を卒業しました。1980年に弁護士として登録し、東京弁護士会に入会しました。小さな法律事務所を立ち上げることを決意し、1983年に伊藤茂昭法律事務所を設立しました。

法律事務所の成長

設立から数年後、1993年には伊藤・松田法律事務所を東京シティ法律税務事務所へと改名し、さらには2003年にシティユーワ法律事務所としての形態へと再編成しました。このように彼は、自身の事務所を発展させつつ、法曹界でのポジションを強化していきました。

公職における功績

伊藤茂昭は日本弁護士連合会の事務次長なども歴任し、2005年には東京弁護士会の副会長、次いで日本弁護士連合会の常務理事に就任しました。2006年には三井ホームの監査役、中小企業庁事業承継協議会の理事なども務め、幅広い分野での貢献が評価されています。

さらなる活動と受賞歴

その後、生活協同組合コープとうきょうの監事や、日本弁護士政治連盟の幹事長などを経て、2015年には東京弁護士会会長、同年に日本弁護士連合会の副会長に就任しました。更に、法務省の検察官適格審査会においても委員の一員として活動しました。2016年には日本弁護士政治連盟の副理事長に就任し、2020年には関東弁護士会連合会の理事長に選任されました。2023年にはその功績に対して旭日中綬章を受章しました。

まとめ

多くの役職を通じて、伊藤茂昭は日本の弁護士業界に大きな影響を与えてきました。そして、その経験を基にして、彼は公正な法の実現に寄与し続けています。彼の活動は法律界にとどまらず、社会全体に波及効果を持ち、次世代の弁護士たちにも大きな影響を与えています。

もう一度検索