概要
伊集院町飯牟礼(いじゅういんちょういいむれ)は、
鹿児島県日置市に位置する
大字です。かつては
薩摩国日置郡に属し、飯牟礼村、中伊集院村、
伊集院町と変遷を経て、現在に至ります。郵便番号は899-2522、
2020年10月1日時点での人口は668人、世帯数は257世帯です。
地理
日置市の中央部、大川の上流域に位置し、標高約140mの台地上にあります。北には
伊集院町大田、南には
伊集院町古城、東には
伊集院町下谷口、西には日吉町吉利、日吉町日置が隣接しています。台地のため、北西部にわずかな田んぼがある以外は畑作が中心です。
地域西部には
日置市立飯牟礼小学校があり、その周辺に集落が点在しています。
鹿児島県道37号伊集院日吉線が東西に、日置広域農道が南北に走り、交通の便も確保されています。
飯牟礼は霧が発生しやすく、茶の栽培に適した環境です。周辺の恋之原や古城とともに、鹿児島茶の生産地として知られています。
河川
地域内には大川が流れています。
歴史
成立から町村制施行まで
飯牟礼の地名は
鎌倉時代から見られ、当時は
薩摩国伊集院の一部でした。
1197年の
薩摩国図田帳には「飯牟礼三町 万得」と記されています。
江戸時代には
薩摩国日置郡伊集院郷に属し、村高は時代によって変動しましたが、台地であるため水利に乏しく、住民は困窮した生活を送っていたとされています。
1889年の
町村制施行により、飯牟礼村は中伊集院村の
大字「飯牟礼」となりました。
1922年には中伊集院村が町制施行し、
伊集院町の
大字となりました。
2005年、
伊集院町は周辺の町と合併して
日置市となり、
大字名は「
伊集院町飯牟礼」と改称されました。
人口
1995年以降の人口は以下の通りです。
年 | 人口 |
---|
-- | -- |
1995 | |
2000 | |
2005 | |
2010 | |
2015 | |
2020 | 668 |
施設
公共施設
飯牟礼地区公民館
飯牟礼児童館
教育施設
日置市立飯牟礼小学校
日置市立飯牟礼幼稚園(飯牟礼小学校併設)
郵便局
飯牟礼簡易郵便局
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合の学区については、日置市の公式サイト等でご確認ください。
交通
道路
主要地方道:
鹿児島県道37号伊集院日吉線
広域農道:日置広域農道
脚注
ここに脚注が入ります。