住吉駅 (JR西日本・神戸新交通)

住吉駅：神戸市東灘区の交通と発展の中心地

住吉駅は、兵庫県神戸市東灘区住吉本町にある、JR西日本東海道本線と神戸新交通六甲アイランド線（六甲ライナー）の2路線が乗り入れる駅です。六甲ライナーの始発駅であり、東灘区の中心的な役割を担っています。

歴史と変遷

1874年、官設鉄道西ノ宮駅～三ノ宮駅間の開業から20日後に開設されました。当初は英国風の赤煉瓦造りの駅舎でしたが、周辺の開発に伴い、1912年には現在地に移転。その後、1934年には電気運転が開始され、電車が停車するようになりました。

1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けましたが、迅速な復旧作業が行われ、JR神戸線は同年4月1日に全線で営業を再開しました。橋上駅舎への改築や自動改札機の導入、ICOCA利用開始など、時代に合わせて駅設備も進化を遂げてきました。

駅構造と乗り入れ路線

JR西日本（東海道本線）

島式ホーム2面4線、地上駅。橋上駅舎を備えています。
特急、新快速は通過します。快速、普通列車が停車します。
駅番号はJR-A57。
ICOCAが利用可能です。

神戸新交通（六甲アイランド線）

島式ホーム1面2線、高架駅。
六甲ライナーの始発駅です。
駅番号はR01。
PiTaPa、スルッとKANSAI対応カードが利用可能です。

JR住吉駅と六甲ライナー住吉駅は、隣接して位置しており、スムーズな乗換が可能です。

利用状況

JR住吉駅は、2023年度の1日平均乗車人員が約32,001人で、JR西日本全体では第22位、兵庫県内では第6位と高い利用率を誇ります。特にJR神戸線の新快速通過駅としては最も多く、停車駅の芦屋駅、西明石駅、加古川駅よりも利用客が多いのが特徴です。

六甲ライナー住吉駅も、2019年度の年間乗車人員は約496万9千人で、六甲アイランド線内では最多、神戸新交通全線では三宮駅に次いで2位と、多くの人が利用しています。

駅周辺

住吉駅周辺は、東灘区総合庁舎をはじめ、商業施設や再開発によって整備された複合商業施設「KiLaLa住吉」などがあり、東灘区の中心市街地として発展を遂げています。

また、学校、病院、郵便局などの公共施設、金融機関、商店街などが充実しており、生活利便性が高いエリアです。

バス路線も整備されており、周辺地域へのアクセスも良好です。国道2号線や山手幹線へのアクセスも容易です。

隣の駅

JR西日本 東海道本線

新快速：芦屋駅 - 住吉駅 - 六甲道駅
快速・普通：摂津本山駅 - 住吉駅 - 六甲道駅

神戸新交通 六甲アイランド線

* 住吉駅 - 魚崎駅

まとめ

住吉駅は、JRと六甲ライナーの2路線が乗り入れ、利便性の高い交通拠点であり、周辺地域の発展を支える重要な役割を担っています。歴史と震災からの復興、そして現在に至るまでの変遷をたどりながら、その魅力と可能性を再確認できるでしょう。今後の発展にも期待がかかります。

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