住江町

住江町の概要

住江町（すみえちょう）は、東京都青梅市に位置する地名で、その郵便番号は198-0084です。この町は青梅市の中央部にあり、青梅線を挟んで北側には永山公園があります。住江町は古くから栄えており、江戸末期から明治中期にかけては宮本町と呼ばれていました。青梅大祭においては、山車の提灯に「宮本」と描かれ、その名残を感じさせます。さらに、住吉神社の存在もあり、住吉町（「吉」は「エ」と読まれる）と呼ばれることもあります。このように、歴史や文化的な要素が豊富に詰まった住江町は、地元の人々に愛されている地域です。

歴史

住江町の歴史は1875年（明治8年）に遡ります。この年に青梅村が青梅町に変更され、1889年（明治22年）4月1日には町村制が施行されました。これに伴い、青梅町、勝沼村、西分村、日向和田村が合併して神奈川県西多摩郡青梅町が誕生しました。その後、1893年（明治26年）には東京府へ移管され、1943年（昭和18年）7月1日には東京都制が施行されました。

1951年（昭和26年）4月1日には霞村、調布村との合併によって青梅市が新たに設立され、同日に青梅町は廃止され、住江町は青梅地区の一部分へと位置づけられました。1998年（平成10年）10月には青梅地区の大字青梅から分割されたことにより、住江町の名が現在に至るまで残されています。

経済と産業

住江町には、いくつかの店舗が存在し、地域に根ざした経済が営まれています。衣料品を扱う青梅力屋や、歴史のある白木屋呉服店がその一例です。白木屋呉服店は昭和初期から続く店舗で、店主の根岸平吉は町会議員や様々な公職に就いた経歴があります。地域の世帯数は273世帯、人口は513人（2021年3月1日現在）と、生活圏はコンパクトですが、地域コミュニティはしっかりと形成されています。

教育

住江町は市立の小・中学校の学区に含まれており、子どもたちの教育にも力を入れています。青梅市全体で教育環境が整備されており、地域の未来を担う子どもたちがしっかりと学べる基盤があります。

公共機関と通行手段

住江町には警視庁青梅警察署や住江町安全安心ステーション（旧住江町交番）などの公共機関が存在し、地域の安全に貢献しています。さらに、東京消防庁青梅消防署も近隣にあり、火災や緊急時に迅速に対応できる体制が整備されています。住江町の交通は、東京都道28号青梅飯能線が通っており、都営バスの路線も利用可能です。JR青梅線の青梅駅へのアクセスも良好で、便利な立地となっています。

名所と文化

住江町の名所には、津雲邸、住吉神社、青梅宿津雲邸などがあります。津雲邸は国登録有形文化財で、かつては衆議院議員が利用した迎賓施設として知られています。また、映画館の名残が見える赤塚不二夫シネマチックロードは、町おこしの一環として猫をモチーフにした地域活性化活動が展開されており、観光客を魅了しています。

住江町はその歴史や文化が豊富で、地域の人たちと観光客が共存できる場を提供しています。今後もこの町は、その独自の魅力をさらに発展させていくことでしょう。

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