佐々木義人 (プロレスラー)

佐々木 義人 - プロレスラーの歩み

佐々木義人（ささき よしひと）は、1982年3月12日生まれ、埼玉県川口市出身の元プロレスラーです。彼の血液型はA型で、高校時代にはレスリングに取り組んでいました。アニマル浜口レスリング道場での経験を経て、卒業後の2000年にFMWに入門し、非常に若い18歳でプロレスデビューを果たしました。

経歴のあらまし

最初の試合は2000年9月7日で、チョコボール向井との対戦でした。2002年にはFMWが崩壊した後、ZERO1-MAXに移籍し、田中将斗を師と仰ぎながら成長を続けました。この時期、彼はゼロワンジュニアの道場長である高岩竜一の指導を受け、その技術を磨いていました。彼の目標は常に田中将斗であり、彼との対戦は義人にとって大きなモチベーションとなっていました。

2008年4月には怪我の影響で長期欠場となりましたが、10月にはZERO1-MAXを退団し、その後フリー参戦選手として大日本プロレスに移籍しました。復帰後の最初の試合は11月1日の桂スタジオ大会で、井上勝正との対戦で行われました。2009年5月には大日本プロレスに正式に入団し、同年12月にはパートナーの石川晋也と共に第28代BJW認定タッグ王座を獲得しました。しかし、2010年1月には石川が膝の手術を受けたため、ベルトを返上せざるを得ませんでした。

義人はその後、関本大介とのパートナーチェンジを経て再びBJWタッグ王座を獲得しましたが、デスマッチ団体である大日本の中でストロングスタイルを貫く彼らに対して異論を唱える045邪猿気違'sとの抗争が発生しました。これにより同期の“黒天使”沼澤邪鬼とのシングルデスマッチが組まれることになり、義人は見事に勝利を収めました。

2012年2月には、大日本のストロング部門でのトップを決めるためにシングルリーグ戦を提唱し、これが第2回「一騎当千」につながりました。このリーグ戦で優勝した義人は、BJW認定世界ストロングヘビー級王座の創設を会社に提案し、自身が初代王者となることに成功しました。しかし、2013年9月、右膝の手術を受けたことにより長期欠場となり、その後回復が思わしくないため再手術を行うことになりました。

引退とその後の生活

義人は2015年1月に契約更新を行い、以後はフリーとして活動することになりましたが、次第に姿を見せなくなり、事実上の引退状態に入りました。2017年には「ノンフィクション」に出演し、結婚や就業先でのトラック運転手としての仕事などについて語り、現在はコミュニティバスの運転手をしていることを明かしました。この番組内では、結婚を機にプロレスラーを辞めた理由についても話しています。

また、彼はYouTubeチャンネル「美奈子ファミリー」を開設し、休業中には一人配信などに頻繁に登場するようになりました。2019年12月には、休業していた団体「シャドウWX」の旗揚げ戦に姿を現し、プロレスファンの前に戻ってくることとなりました。

得意技とタイトル歴

佐々木義人は、多くの得意技を持っています。代表的な技には、アルゼンチン・コースター、ハリケーンドライバー、アルゼンチン・バックブリーカー、スピアー、ラリアットなどがあります。彼のタイトル歴には、プロレスリングZERO1-MAXでのNWA UNヘビー級王座や天下一Jr.の優勝、大日本プロレスでのBJW認定世界ストロングヘビー級王座、BJW認定タッグ王座、そして一騎当千strong climbの優勝などが含まれています。

義人のプロレスキャリアは多くのファンに愛され、彼の上記の活躍は今なお語り継がれています。

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