シャドウWX

志賀 悟（ミスター・ポーゴ）

志賀悟（しが さとる、1969年6月11日生まれ）は、新潟県十日町市出身の日本のプロレスラーであり、現在はリングネーム「ミスター・ポーゴ」として知られています。プロレスの道に進み、1995年にデビューを果たした彼は、その後、多くの試合で数々の実績を残し、特にデスマッチでの存在感を示しています。

経歴

志賀は1995年9月にIWA・JAPAN秋田大会のバトルロイヤルでプレデビューを果たし、同年11月には後楽園ホールで平野勝美との一戦で正式デビューを飾りました。1996年にはフリーとして活動を始め、その後、中牧昭二とともに行動することが多くなります。その後、1999年からは大日本プロレスに加入し、ミスター・ポーゴの影武者「ポーゴシャドウ」としてキャリアをスタートさせました。

ミスター・ポーゴが離脱後は、デスマッチの舞台で独自の存在感を発揮し、本間朋晃や山川竜司と共に「デスマッチ新世代」を築き上げ、デスマッチの歴史に名を刻んでいきます。彼は蛍光灯、有刺鉄線、チェーンデスマッチなど様々なデスマッチルールで闘い、その卓越した技術と強い精神力で評価されています。

災害時の行動

2004年には新潟県中越地震が発生し、志賀は率先して被災者救済活動に取り組みました。みちのくプロレス主催のチャリティ興行にも参加し、地域社会に貢献しました。

タッグチームと王座獲得

2005年にはアパッチプロレス軍に属するマンモス佐々木と「チームあんこ型」を結成し、チームの一員としてタッグ活動を行います。2006年1月にはBJW認定タッグ王座を獲得し、その後も数回の王座防衛を果たしました。しかし、同時期に若手選手の台頭やデスマッチへの興味の変化から、タッグ活動を縮小し、再びデスマッチの主戦力として活躍することになります。

2008年にはBJW認定デスマッチヘビー級王座を獲得し、これが実に8年半ぶりのタイトル獲得でした。

さまざまな挑戦

その後、志賀はデスマッチにおけるスタイルやアイテムの方向性を模索し、蛍光灯の使用減少や食品を用いたアイテムの導入など、新しい視点を提案しました。2013年からは膝の不調から活動を控え、2014年末には契約満了に伴い大日本プロレスを退団し、フリーとして活動を開始しました。

現役復帰

2019年9月には記者会見を開き、新団体「MLW」の旗揚げを発表しました。これにより、志賀は6年ぶりに現役復帰を果たし、多くのファンの期待を集めました。復帰戦では盟友ネクロ・ブッチャーと対戦し、思い出深い一戦となりました。

スタイルと技

志賀は独創的な技よりはスタンダードなプロレス技が多く、パワースタイルで戦います。代表的な技には、垂直落下式ブレーンバスターやラリアット、スタナーなどがあります。また、デスマッチにおいては火を使った攻撃も見せるなど多彩な戦い方を披露します。

エピソードと人柄

試合前のインタビューでは非常に丁寧に話す姿勢が印象的で、リング上とは異なる一面を見せています。また、自身が作ったちゃんこ鍋には高野豆腐を使用しており、プロレスと家庭の一面を持ったキャラクターでもあります。

志賀悟は、そのキャリアを通じて多くのファンを魅了し続ける選手として、今後も期待が寄せられています。

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