佐渡西三川ゴールドパーク

佐渡西三川ゴールドパーク

佐渡西三川ゴールドパークは、新潟県佐渡市西三川にある砂金掘り体験をメインとしたテーマパークです。佐渡の金山開発の歴史を今に伝える観光スポットとして、多くの人々が訪れます。

概要

「金の島」として古くから知られる佐渡島。その中でも西三川砂金山は、1460年に本格的な開発が始まった島内最古の金山と言われています。江戸時代には佐渡金山が有名ですが、それ以前から西三川では砂金採掘が行われていました。1872年に閉山してしまいましたが、1981年からは観光客向けの砂金採り体験がスタートし、1986年からは砂金まつりも開催されるようになりました。

ゴールドパークは、観光資源の開発と雇用の創出を目的として、当時の真野町によって計画されました。町長を社長とする第三セクター「株式会社西三川ゴールドパーク」が、町と佐渡汽船、新潟交通、地元のペンションなど民間企業が出資して1988年11月に設立され、1990年4月にオープンしました。

施設

施設内には、砂金採り体験場の他、歴史資料室、お土産コーナー、地元住民が特産品を販売する「町民広場」などが併設されています。駐車場も広く、大型バス16台を含む100台が収容可能です。

砂金採り体験

砂金採り体験は、難易度別に3つのコースがあります。

初級コース: 水槽の中で手軽に砂金採りを楽しめます。小さなお子様でも安心です。
中級コース: 人工の川で、より本格的な砂金採りに挑戦できます。
上級コース: そばを流れる自然の川で、本格的な砂金採りが楽しめます。ちょっとした探検気分も味わえます。

採取した砂金は持ち帰ることができ、希望すればストラップやキーホルダーに加工することも可能です。小学校の修学旅行のコースとしても人気があります。

アクセス

施設目の前に「ゴールドパーク」バス停があり、佐和田バスステーションと小木港を結ぶ新潟交通佐渡の路線バス「小木線」が停車します。また、佐渡島内の定期観光バスのコースにも含まれています。

周辺情報

西三川川の上流には、かつて砂金採掘が行われた虎丸山などの砂金山群があります。麓の笹川集落では、採掘の際に発生したガラ石を石垣に利用した風景や、農業用水路として利用されている砂金江道の跡などを見ることができ、これらの景観は国の重要文化的景観に選定されています。歴史を感じさせる集落を散策するのもおすすめです。

佐渡西三川ゴールドパークは、砂金採り体験を通して佐渡の歴史や文化に触れることができる魅力的なスポットです。家族や友人と一緒に、佐渡の自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

関連項目

佐渡金山：佐渡を代表する史跡。
佐渡ジオパーク：佐渡島全体の地質や地形、自然環境を活かしたジオパーク。
ゴールドパーク串木野：鹿児島県にある砂金採り体験施設。

外部リンク

佐渡西三川ゴールドパーク 公式ウェブサイト
にいがた観光ナビ：佐渡西三川ゴールドパーク - 新潟県観光協会

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