信和中心

信和中心（シノセンター、Sino Centre）は、香港の旺角（モンコック）地区、彌敦道（ネイザンロード）沿いに位置する商業ビルです。1979年に竣工し、旺角電脳中心や先達廣場（シントーセンター）といった他の商業ビルと同様に、内部には数坪程度の小さなテナントが多数入居しています。

信和中心の大きな特徴は、テナントが同人誌、ゲーム、アニメ、コミック、CD、DVD、アイドル写真集など、いわゆるオタク系サブカルチャー関連の商品を専門に取り扱っている点です。特に日本のアイドルやアーティスト関連のアイテム、日本からの輸入品、広東語に翻訳されたものなど、多岐にわたる商品を入手することができます。このため、客層のほとんどが若者であり、香港のサブカルチャーを代表する場所として、地元住民だけでなく、日本からの観光客にも広く知られています。また、広東語字幕や吹き替えが施された日本製アニメなど、日本では手に入りにくい珍しい商品が手に入る場所としても有名です。

過去には、日本製ゲームソフトや、日本のテレビ番組、アダルトビデオなどをVCDに収録した海賊版を販売する違法コピー業者が多数存在していましたが、税関による取締り強化や、ゲーム機本体のコピー対策強化などの影響により、現在ではほとんど見られなくなりました。


アクセス
信和中心は、香港MTRの荃湾線と観塘線が乗り入れる旺角駅、または油麻地駅が最寄りの駅です。

旺角駅：E2出口から徒歩約3分
油麻地駅：A2出口から徒歩約3分

また、香港MTR東鉄線の旺角東駅からも徒歩圏内です。

* 旺角東駅：B出口から徒歩約8分

彌敦道を経由するバスも利用可能です。

信和中心は、香港の若者文化やサブカルチャーに触れることができる、非常に魅力的なスポットです。特に、日本のサブカルチャーに興味がある人にとっては、香港を訪れた際に必ず訪れたい場所の一つと言えるでしょう。

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