修善寺道路

修善寺道路について

修善寺道路（しゅぜんじどうろ）は、静岡県の伊豆市から伊豆の国市にかけて延びる国道136号のバイパスです。この道路は下田街道の混雑の一因となっている修善寺横瀬地区を迂回する目的で整備されており、自動車専用道路として運営されています。道路整備特別措置法に基づき、静岡県が施工し、静岡県道路公社が運営を行っています。修善寺道路は、伊豆中央道と一体となって伊豆中部の重要な交通を支えるバイパスとなっています。

概要

修善寺道路は伊豆縦貫自動車道の一部と位置付けられていますが、この自動車道自体は既存の道を経由せず、収納された新しいルートの計画も進行しています（仮に函南修善寺道路と呼ばれています）。そのため、天城北道路との接続点は「連絡路」と称されています。高速道路ナンバリングは行われていません。

路線データ

• - 起点: 静岡県伊豆市修善寺
• - 終点: 静岡県伊豆の国市田京
• - 総延長: 4.8 km
• - 道路規格: 第1種第3級（自動車専用道路）
• - 設計速度: 80 km/h
• - 車線数: 2車線
• - 事業費: 111億円
• - 料金徴収期限: 2057年3月8日

この道路の料金所は、大仁南ICと熊坂ICに設けられており、ETCレーンは2021年に導入されました。その他、伊豆中央道の各料金所にもETC多目的利用サービスの「ETCX」レーンが設置され、利便性が向上しています。夜間は交通量が少ないため、料金所は無人となり、通行料金が無料になります。すなわち、料金徴収は午前6時から午後10時の間にのみ行われます。

料金徴収期限の変遷

料金徴収期限は当初2025年8月24日まででしたが、合併採算制度の導入により、頻繁に変わることがあります。最終的に最新の期限は2057年3月8日とされています。この背景には、伊豆中央道との合併採算計画が関与しており、静浦バイパスが合併に含まれることとなりました。

通過する自治体

静岡県の伊豆の国市および伊豆市を通ります。

接続する高速道路

この道路は、E70 伊豆縦貫自動車道（天城北道路）と接続しており、修善寺ICで直結しています。

主な構造物

修善寺道路にはトンネルなどの主要施設も存在しますが、現在、商業的なSAやPAは設置されていません。ただし、大仁中央IC近くに道の駅「伊豆のへそ」が存在し、訪れる人々に利用されています。

歴史

この道路は1988年度から事業化が進められ、1992年には一部区間が開通。その後、伊豆中央道との接続も成し遂げられ、様々な社会実験や割引制度が導入されるなど、利用者のニーズに応える形で進化を続けています。最新の情報としては、2026年度末までにETCレーンの増設が計画されており、通行の利便性がさらに向上する見通しです。

静岡県道路公社が管理するこの道路は、将来的に無料開放が予定されており、地域にとって重要な交通路としての役割を担っています。

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