倉吉市立上北条小学校

倉吉市立上北条小学校

倉吉市立上北条小学校（くらよししりつ かみほうじょうしょうがっこう）は、鳥取県倉吉市の新田に位置する公立の小学校です。この学校は、1990年に河北小学校から分かれて開校したもので、倉吉市内では最も新しい小学校として知られています。そのため、開校以来32年が経過しており、かつてこの地域に存在した学校名が復活した意義深い歴史を持っています。

学校の概要

上北条小学校は、地域の歴史と教育の中で重要な役割を果たしてきました。新設校となることで、地域の子どもたちに新しい学びの場を提供し、地域全体の教育環境の向上に寄与しています。学校は、穴窪、大塚、中江、新田、井手畑、下古川、古川沢、小田といったエリアの子どもたちが通学しています。この学校の進学先は倉吉市立河北中学校で、地域の教育の一環としてスムーズな接続がなされています。

学校の沿革

上北条小学校には、長い歴史があります。その始まりは1873年（明治6年）にまで遡ります。この年、胎蔵寺の境内に井手畑学校が設立されました。1876年には新しい校舎が建設され、その後も関係者の努力によって学校は成長していきました。1886年には井手畑簡易小学校に改称し、1892年には上北条尋常小学校と名前を変えました。

また、1907年には校章と校旗が制定され、1924年には講堂が新たに建設されました。このように、学校は常に地域とのつながりを持ちながら進化してきました。1941年には国民学校令に則り、上北条国民学校に改称しました。

1947年には学制改革により上北条村立上北条小学校となり、1950年には校歌が制定されました。この校歌も地域の人々に愛され続けています。1953年には市制施行に伴い、倉吉市立上北条小学校と改称されましたが、1958年には日下小学校との名目上の統合により閉校します。

新たに上北条小学校が誕生したのは1978年で、建設促進期成同盟会が設立され、さらに1990年には河北小学校から分離して、現代の上北条小学校が開校しました。

交通アクセス

上北条小学校へのアクセスは非常に便利で、JR西日本山陰本線の倉吉駅から約2.2kmの距離にあります。また、日交バス北条線の「新田」バス停からは約500メートルと、徒歩でも容易に訪れることができます。このアクセスの良さは、地域の保護者や児童にとって魅力的な要素となっています。

まとめ

倉吉市立上北条小学校は、地域に根ざした教育を行っており、それにより長い歴史を持つ学校名が復活したことは地域社会において重要な意義があります。ここで学ぶ児童たちは、過去の歴史を紡ぎながら未来へと向かって成長していくのです。また、地域の教育機関として、上北条小学校は今後も地域の子どもたちに質の高い教育を提供し続けていくことでしょう。

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