元気 (ゲーム会社)

元気株式会社（Genki Co., Ltd.）

概要

元気株式会社は、日本に本社を置くゲームソフトとパチンコ・パチスロの開発を行う企業です。創業は1990年ですが、現在の形態は2008年の会社分割によって設立されたものです。この会社はダイコク電機の完全子会社であり、コンピュータエンターテインメント協会の正会員でもあります。ブランド名「GENKI」として広く知られており、多彩なタイトルを展開しています。

元気の代表作には、『首都高バトルシリーズ』や『街道バトルシリーズ』、さらには『剣豪シリーズ』などがあります。これらのゲームは、コンシューマー向けだけでなく、携帯電話向けのコンテンツも手がけています。特にレースゲームの開発には精力的で、元気レーシングプロジェクト（GRP）名義での活動が目立ちます。

埼玉県深谷市のCarolとの協力により、富士スピードウェイで開催される『エコカーカップ』にはルノー車両を用いて参戦しています。また、『スーパーママチャリGP』などのイベントにも参加し、ライダーには有名な選手が名を連ねています。これにより、元気株式会社はエンターテインメント分野で多面的な活動を行っています。

沿革

元気株式会社の始まりは1990年に遡ります。設立当初は、ゲームギア用のソフト『デビリッシュ』を自社ブランドで発売し、その後も他社の下請けとしてゲーム開発に取り組みました。2002年にはコナミと業務提携を結ぶものの、2005年以降は徐々に自社開発の路線へ移行しました。

2008年の会社分割では、元気の全事業が新会社に承継され、アルファブレインを設立しました。これにより、元気は新体制のもとで再出発を果たしました。新体制においては、オリジナルゲームの販売を減少させ、受託業務に特化することで収益の基盤を安定させる道を選択しました。

現在の活動

元気は現在、デベロッパーとしての業務を強化しつつ、パチンコ・パチスロの受託業務にも力を入れています。特にゲーム開発においては、レースジャンルに特化した作品が多く、ファン層を広げています。また、ARG（代替現実ゲーム）という新たなジャンルにも挑戦しており、独自のゲーム体験を提供しています。これまでに取り組んだARGとしては、探偵・癸生川凌介事件譚シリーズやさまざまなミステリーイベントなどがあります。

まとめ

元気株式会社は、日本のエンターテインメント業界においてなくてはならない存在です。ゲームやパチンコの領域で独自の活動を展開し、さらに多様なコンテンツを通じてユーザーのニーズに応える姿勢を見せています。ブランド名「GENKI」は、今後も多くのユーザーに愛され続けることでしょう。

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