元谷友貴

元谷友貴 (Motoya Yuki)

元谷友貴は、1989年9月14日に石川県加賀市で生まれた日本の男性総合格闘家です。アメリカン・トップチームに所属し、初代および第3代DEEPフライ級王者、さらに第7代DEEPバンタム級王者として知られる彼は、2階級制覇を成し遂げた実力派選手でもあります。格闘技の道を歩む前はサッカーやサーフィンの経験があり、サッカーでは石川県代表に選出されていたという経歴を持ちます。

格闘技キャリアのスタート

元谷は18歳の時、地元の道場でキックボクシングを始めました。その後、クラブ・バーバリアンにて総合格闘技にシフトし、アマチュアの大会で経験を積んでいきます。2011年にはアマチュアシュートボクシングトーナメントで優勝し、名を馳せました。

プロデビューは2011年7月10日、DEEP名古屋大会で行われ、相手は石田ガリット勝也。元谷はフックの連打でTKO勝ちを収め、その後の活躍へと道を開きました。

DEEPでの成功

2012年には、初代DEEPフライ級王座決定トーナメントでの戦いを経て、22歳という若さで王座を獲得しました。しかし、2013年のフライ級タイトルマッチでは判定負けを喫し、王座を手放すことに。その後も数々の試合を重ね、2014年に再びフライ級タイトルを奪回し、さらにバンタム級でも成功を収めました。特に2014年の大晦日には、元RFAフライ級王者を相手にTKO勝利を収め、注目を浴びました。

RIZINでの挑戦

2015年からはRIZINに出場し、そのキャリアの新たな一ページを開きます。初出場ながら逆転KO負けを喫するなど波乱の幕開けとなりましたが、その後も多くの試合で経験を重ね、2016年にはアラン・ナシメントと対戦し勝利を収めるなど、着実に実力を確立していきました。

しかし、RIZINの舞台での道のりは平坦ではなく、様々な選手との厳しい戦いを通じて、モチベーションと闘志を持ち続けました。特に2022年のRIZIN.40では、元UFCフライ級7位のホジェリオ・ボントリンをKOし、この試合で5連勝を達成。勢いを増す中で様々な対戦者との戦いが続きました。

最近の活動と展望

2023年にはRIZIN.42で元RIZINバンタム級王者の朝倉海に挑戦したものの、KO負けを喫し、試合後の次のステップが注目されています。また、2024年にはDEEPに戻り、ノンタイトル戦でリアネイキドチョークを使って勝利を収めたこともあり、これからの活躍が期待されています。

獲得タイトル

• - 初代DEEPフライ級王座（2012年）
• - 第3代DEEPフライ級王座（2014年）
• - 第7代DEEPバンタム級王座（2018年）
• - 第8回中部アマ修斗フレッシュマントーナメント ライト級 優勝（2010年）
• - アマチュアシュートボクシングトーナメント -65 kg級 優勝（2011年）

元谷友貴の今後の試合にも注目が集まります。彼の多様なスキルと経験を生かした青写真は、さらなるタイトル獲得に向けた道となることでしょう。

もう一度検索