児島競艇場

児島競艇場について

児島競艇場（こじまきょうていじょう）は、岡山県倉敷市に位置する競艇専用の施設です。この場所は1952年に開設され、長い歴史を有しています。通称は「児島ボート」と呼ばれており、最近では「BOAT RACE児島」という名称でも知られています。運営は倉敷市のボートレース事業局により行われており、備南競艇事業組合がそのサポートをしています。

施設の特徴

競艇場の入場料はリーズナブルな100円で、観客向けのスタンドには7,618席の席数が用意されています。また、約2,500台の車を収容できる駐車場もあり、アクセスも便利です。競艇場には3つの入場門があり、飲食施設は大小7つ設けられています。開門時間はおおよそ午前9時45分ですが、レースのスケジュールによって変更があることもあります。

場内ではレースの中継放送が行われており、全レース終了後にはダイジェストや次回のスケジュールの紹介が放送されます。競艇場のイメージキャラクターであるアヒルの「ガァ～コ」が登場するアニメーションも随所で見ることができ、かつてはローカルテレビCMにも起用されていました。

モーターとレースの特徴

児島競艇場は潮の影響を大きく受けるため、レースの傾向が潮の干満に左右される特異なコースです。水面は瀬戸内海の海水を利用しており、潮の干満は2〜3メートルで変動します。満潮時には水面のうねりが出る一方、干潮時には穏やかな水面になります。特にバックストレッチの広さが際立ち、全体として日本の競艇場の中でも広大な水面を誇ります。

レースの流れとしては、インコースが有利ではありますが、広大な水面の影響から、他の競艇場に比べて1コース勝率が低く、さまざまな決まり手が見られるのも特徴です。

主な開催イベント

毎年11月には周年記念競走として「キングカップ」が、企業杯として「シモデンカップ」が開催され、オールレディースの競走「瀬戸の女王決定戦」や、ルーキーリーグの「瀬戸の若鷲決定戦競走」も実施されます。また、お正月には岡山県モーターボート選手権大会、ゴールデンウィークには鷲羽杯、そしてお盆時期には天領杯が行われ、多くの観客を集めています。特に企画レースとして「朝とくガァ～コ戦」など、バラエティに富んだレースが目白押しです。

アクセスと周辺情報

競艇場へのアクセスは、自動車を使用する場合、瀬戸中央自動車道の児島ICから車で約5分の距離に位置しています。また、無料駐車場が完備されており、多くの観客が訪れる際に便利です。路線バスも運行されており、下津井循環バスやとこはい号が競艇場の正門前に停車します。また、開場日にはJR児島駅からの無料送迎バスも用意されており、アクセスは非常に良好です。

まとめ

児島競艇場は、その広大な競走水面と多彩なレースが楽しめることで知られ、多くの競艇ファンに愛されている場所です。特に、潮の影響を受けたレースの傾向や魅力的なイベントが開催されることで、訪れる価値があるスポットとして多くの人々を魅了しています。

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