兒玉怜

兒玉 怜（こだま りょう）

兒玉 怜（こだま りょう、1982年7月24日 - ）は、日本のミュージシャン。東京都青梅市出身。

経歴

17歳の時、圭、裕地らと共にkannivalismを結成し、インディーズデビューを果たす。しかし、翌年には活動を休止。

2001年にはbaroqueを結成。2004年のbaroque解散後は、再びkannivalismのボーカルとして活動を再開する。

2007年、メジャーシーンにおけるストレスから適応障害を発症し、約2年間の休業を余儀なくされる。

2009年、適応障害から回復し、kannivalismのボーカルとして復帰を果たす。

2011年、kannivalismの活動を休止し、再びbaroqueとしての活動をスタートさせる。

2020年、歌手活動から引退。

人物

血液型はB型。

影響を受けたアーティストとして、椎名林檎、Chara、クラムボンといった女性アーティストを挙げている。

エピソード

高校時代、横浜にあったライブハウスCLUB24でL'Arc-en-CielやROUAGEなどのコピーバンドをやっていた。バンド名は本名の兒玉龍と書いて”スモールボールドラゴン”。そのライブを見た圭が怜の才能に惹かれ、後にバンドを組むことになる。

愛犬家であり、かつて「ちゃま犬」と名付けた犬を飼っていた。GIRLの2曲目に収録されているPLAYは、亡くなった「ちゃま」への思いが込められている。

適応障害を発症したのは、当時の担当マネージャーやプロデューサーとの意見や価値観の相違が原因とのこと。kannivalismの4枚目のシングル「モノクローム」のPV撮影は、そのプロデューサーが監督を務めたが、怜本人は「最悪の映像作品となってしまった」と語っている。

ストレスに悩まされた怜が当初通っていたのは東京クリニックだった。薬の副作用により幻聴や幻覚が現れ、何者かに襲われるのではないかという恐怖から、一晩中包丁を持ち、部屋の隅で震えながら泣いたという。その後、他の人に勧められた別の心療内科を受診したところ、医師から「あのクリニックは危険だ」と言われた。しかし、薬の副作用で症状はさらに悪化し、入院に至った。

入退院を繰り返すうちに家庭環境も悪化し、両親は離婚。歳の離れた弟は母親と暮らしている。弟もバンド活動をしており、体調を崩した兄を尊敬していると語っている。

克服のきっかけは、医師の判断を仰がずに自ら薬を断ったこと。この行為について、本人は否定も肯定もしていない。

活動履歴

baroque、kannivalismとしての活動は、それぞれの記事を参照。

参加作品

『漆黒の光』（大佑と黒の隠者たち）
「ピアス」で参加。

著作

鬱病ロッカー（2009年11月12日）
休業中の闘病生活を綴ったエッセイ。武田ランダムハウスジャパンより出版。

外部リンク

* 怜 (@kodavalism) - X（旧Twitter）

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