漆黒の光

『漆黒の光』は、2011年4月20日に発表された、大佑と黒の隠者達の最初のアルバムです。この作品は、蜉蝣やthe studsといったバンドでボーカルを務めた大佑によるソロプロジェクトとして制作されました。

概要

本作は、2010年7月15日に急逝した大佑さんの遺作という形でリリースされました。アルバムには、彼が生前にレコーディングしていた楽曲に加え、未発表だった音源を、親交のあった様々なアーティストたちがカバーしたバージョンも収録されています。作詞は大佑さん自身が手掛け、作曲と編曲は大佑と黒の隠者達が担当しています。アルバムのジャケット写真には、制作会議で大佑さん本人が提案したデザイン案が採用され、ブックレットには未公開の写真が使用されています。初回生産限定盤には、「翻弄」と「嫌」のプロモーションビデオを収録したDVDが特典として封入されています。

収録曲について

アルバムは、インスト曲である表題曲「漆黒の光」を筆頭に、全12曲で構成されています。2ndシングルとしてリリースされた「嫌」では、lynch.の玲央さん、中山崇史さんらが演奏に参加しています。また、「グリード」では、12012の宮脇渉さんがボーカルを、MERRYの結生さんがギターをそれぞれ担当しています。「ピアス」には、kannivalismの怜さん、La'cryma ChristiのSHUSEさんらが参加。「愚の消滅」には、boogiemanの万作さん、Sel'mのMANJ"さんらが参加しています。他にも、MERRYのガラさんが参加した「地下道に流れる、ある独りの男の「悲痛な叫び」にも似たメロディー」や、†яi¢кの藤本泰司さんが参加した「悲愴」、ムックの逹瑯さんが参加した「独裁者の涙」など、豪華なゲスト陣が参加しています。また、配布CD音源である「嘘と迷路」は、ユアナ（boogieman、ex.蜉蝣）、aie（the studs）らが参加しています。

参加アーティスト

このアルバムには、数多くの著名なアーティストが参加しています。

ボーカル: 大佑さん自身に加え、宮脇渉（12012）、怜（kannivalism）、ガラ（MERRY）、逹瑯（ムック）らが参加しています。京（DIR EN GREY|DIR_EN_GREY）も「葬送」に参加しているとされていますが、クレジットはされていません。
ギター: ユアナ（boogieman、ex.蜉蝣）、aie（the studs）、中山崇史、玲央（lynch.）、結生（MERRY）、圭（kannivalism）など、多数のギタリストが参加しています。
ベース: kazu（ex.蜉蝣）、SHUSE（ex.La'cryma Christi）、万作（boogieman）、裕地（kannivalism）、愁（ギルガメッシュ）、Lay（ex.Fatima）らが参加しています。
ドラム: 静海（ex.蜉蝣）、大佑さん自身、篤人、ササブチヒロシ（カッコー）、川内亨（12012）、MANJ"（ex.Sel'm）、樫山圭（ex.MOON CHILD）らが参加しています。
* コーラス: kazu、HIZUMI（ex.D'espairsRay）、春（DOG inTheパラレルワールドオーケストラ）など、多数のアーティストがコーラスとして参加しています。

大佑さんの音楽への情熱と、彼を慕うアーティストたちの才能が融合した、聴きごたえのある作品となっています。

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