入野海岸

入野海岸（いりのかいがん）

概要

入野海岸は、高知県幡多郡黒潮町に位置し、土佐湾に面した美しい海岸です。別名「月見ヶ浜」とも呼ばれ、その名の通り、月夜には幻想的な風景が広がります。

海岸の背後には、樹齢300年を超えるクロマツを中心とした混交林「入野松原」が広がっており、海岸の景観をより一層引き立てています。この松原は、海岸の砂浜と一体となって、自然豊かな風景を作り出しています。

入野海岸は、その美しい砂浜を活かしたイベントも開催されており、特に有名なのが「砂浜Tシャツアート展」です。このイベントでは、砂浜に巨大なTシャツが展示され、多くの観光客や地元の人々を楽しませています。また近年では、潮が引いた後の砂浜が、まるで南米のウユニ塩湖のように見えることから、「高知のウユニ塩湖」としてもSNSを中心に話題を集めています。

海岸線は全長3キロメートルに及び、美しい白砂青松の浜が続いています。遠浅の海が特徴ですが、かつては離岸流が発生しやすく、海水浴には適さないとされ遊泳禁止となっていました。しかし、沖合いに海中堤防が建設されたことにより、2004年からは一部区域で海水浴が可能となりました。

この美しい海岸は、1928年に「入野松原」とともに国の名勝に指定され、その景観の美しさが認められました。さらに1996年には、海の日制定記念として、大日本水産会などが選定した「日本渚・100選」にも選ばれ、日本の美しい渚の一つとして広く知られるようになりました。

アクセス

• - 鉄道: 土佐くろしお鉄道中村線 土佐入野駅から徒歩約25分
• - 自動車:

- 四万十町中央インターチェンジから車で約50分
- 四国横断自動車道 黒潮拳ノ川インターチェンジから車で約30分

所在地

高知県幡多郡黒潮町入野

まとめ

入野海岸は、美しい自然と歴史を持つ海岸です。美しい白砂青松の浜、背後に広がる松原、そして「高知のウユニ塩湖」とも呼ばれる風景は、訪れる人々を魅了します。海水浴やイベント、自然散策などを通して、この海岸の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。

外部リンク

入野松原 - 黒潮町

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