入間市内循環バス

入間市内循環バス「てぃーろーど」の概要と運行内容

埼玉県入間市が運行する「入間市内循環バス」、愛称「てぃーろーど」は、市民の交通便を向上させるために設計されたコミュニティバスです。このバスは1997年に運行を開始し、初めは西武バス飯能営業所がその運行を担当していました。その後、西武バス狭山営業所に移行し、現在に至っています。

「てぃーろーど」の名前は、シルクロードからインスピレーションを受けており、広がる狭山茶の茶畑と地域を結ぶ役割を象徴しています。バスの車両には茶摘みをする女性のイラストが施されており、地域の特性を反映しています。

サービス内容

運行概要

入間市の交通事情を踏まえると、多くの幹線道路が存在する一方、住宅密集地域では必ずしも整った公共交通網が確保されていないことが見受けられます。既存の路線バスも、入間市駅から他の都市への接続がメインであり、市内の公共施設と最寄駅を結ぶ便が不足していました。このような中で、入間市内循環バスが登場し、市内の交通空白地域をカバーすることを目的としています。

2018年の路線再編により、運行の本数が増え、ルートや停留所も見直されました。特に「健康福祉センター」へのアクセスを向上させるためのルートが設けられています。

運休日

バスは、北コースと南コースが毎週日曜日と年末年始の12月29日から1月3日まで運行を休止します。また、健康福祉センターのコースについても同様の運休日が設定されています。

運賃

運賃は大人初乗り180円から始まり、小児はその半額です。特定の条件を満たす高齢者や障害者には、特別乗車証が発行されるため、非常にリーズナブルに利用できます。新型車両の導入により交通系ICカード（PASMOやSuica）での支払いも可能となり、利便性が向上しています。

現行の路線

2018年1月の再編以降、入間市内には以下のコースが設定されています。

北コース

• - 入間市役所
• - 豊岡高校前
• - 入間市駅
• - 黒須郵便局前
• - 仏子駅

など多数

南コース

• - 入間市役所
• - 豊岡高校前
• - 武蔵藤沢駅
• - 健康福祉センター

など多数

健康福祉センターコース

• - 入間市駅
• - 健康福祉センター

など

各コースは地域のニーズに応じて設定されており、特に健康福祉センターコースは新しい利用者層の獲得に貢献しています。

てぃーワゴンの導入

2018年1月30日より、従来のバス運行に加え、ワンボックスカーを使用した「てぃーワゴン」が導入されました。これは高齢者や障がい者がより利用しやすいよう配慮されており、交通空白地域をカバーすることを目的としています。この「てぃーワゴン」は自由降車方式を採用しており、通常の停留所以外でも乗降が可能で、利便性が高まっています。

まとめ

「てぃーろーど」と「てぃーワゴン」は、入間市の公共交通をより充実させる重要な手段となっています。地域住民にとって、便利に移動できる交通手段を提供することで、日常生活の質を向上させ、地域活性化につながることが期待されています。今後も利便性の向上や利用者のニーズに耳を傾けながら、さらに進化を遂げていくことが望まれます。

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