全国女子囲棋精英戦

全国女子囲棋精英戦は、中国囲棋協会などが主催し、西安市で開催されていた女流棋士による囲碁の棋戦です。2004年に始まり2008年まで、計4期にわたって実施されました。各期の名称は以下の通りです。

第1期 (2004年)
第2期 (2005年)
第3期 (2007年): 郭杜杯全国女子囲棋精英赛
第4期 (2008年): 曲江杯全国女子囲棋精英赛

主催は中国囲棋協会、陝西省体育局、西安市体育局が名を連ね、共催として西安市囲棋協会、西安棋院、協力として陝西師範大学が加わりました。また、第3期は西安郭杜教育科技産業開発区、第4期は西安曲江職業囲棋倶楽部が協賛として大会を支えました。

優勝賞金は5万元と高額であり、当時の女流棋士にとっては大きな目標となる棋戦でした。

対局方式は、第1期から第3期まではトーナメント戦で行われ、決勝は三番勝負で優勝者を決定しました。第4期のみリーグ戦方式が採用され、8名の棋士による総当たり戦で順位を決定しました。

コミは6目半、持ち時間は各2時間で、時間を使い切ると1分の秒読みが5回適用されました。

以下に、各期の優勝者と決勝戦の結果、リーグ戦の順位をまとめます。

2004年: 黎春華 2-1 孟昭玉
2005年: 于梅玲 2-1 魯佳
2007年: 唐奕 2-1 葉桂
2008年: 李赫（7-0）、2位 曹又尹（5-2）

全国女子囲棋精英戦は、中国の女流囲碁界の発展に大きく貢献した棋戦と言えるでしょう。多くの才能ある女流棋士がこの棋戦で腕を競い、その後の活躍につながりました。中国の囲碁ファンにとっても、記憶に残る棋戦の一つです。

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