于梅玲

于梅玲（う ばいれい）

于梅玲（1967年11月21日 - ）は、中国の河南省出身の囲碁棋士です。中国囲棋協会に所属し、四段の段位を持ちます。彼女は競技者としてだけでなく、後進の指導者としてもその名を知られています。

経歴

于梅玲は洛陽で生まれ、6歳の時に兪兆昌に囲碁を学び始めました。兪兆昌は汪見虹の師でもあります。7歳で少年体育学校に入学し、11歳で河南省囲棋隊の一員となりました。1982年には三段に認定され、同年の昇段戦で四段に昇段しました。その後、彼女は故郷の洛陽に戻り、小学校で子供たちに囲碁を教えました。この時期に指導した生徒の中には、後にプロ棋士となる周鶴洋や梁雅娣がいます。

1995年、于梅玲は済南、煙台、大連などで囲碁教師として活動した後、鄭州の中信少年集訓隊で王剑坤の指導を補佐しました。競技者としては、1999年の庫弥勒杯女子大会で、張璇、葉桂、華学明などの強豪を破り、決勝で豊雲に敗れたものの、準優勝という成績を収めました。

2001年には、蜻蛉文具杯女子戦で優勝し、山水黔城杯国際女子プロ囲棋選手権戦ではベスト4に進出しました。翌2002年には、女子名人戦で優勝を果たしました。2004年からは、任齊魯夕刊棋院のアマチュア囲棋訓練隊でコーチを務め、アマチュア棋士の育成にも貢献しています。

タイトル歴

蜻蛉文具杯女子快棋戦 (2001年)
女子名人戦 (2002年)
女子精鋭戦 (2005年)

その他の棋歴

山水黔城杯国際女子プロ囲棋選手権戦 ベスト4 (2001年)
庫弥勒杯女子大会 準優勝 (1998年)
全国囲棋個人戦女子の部 5位 (2002年)
リコー杯囲棋混双戦 優勝 (2003年、聶衛平とペア)

人物

于梅玲は、競技者としての実績はもちろんのこと、その後の後進育成への貢献が特筆されます。彼女の指導を受けた周鶴洋や梁雅娣のようなプロ棋士の存在は、彼女の指導者としての才能を証明しています。また、アマチュア棋士の育成にも尽力しており、中国囲碁界の発展に大きく貢献しています。

外部リンク

围棋吧「于梅玲」
* TOM棋聖道場 2002/4/28「囲棋報」

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