全国生活衛生同業組合中央会

一般社団法人 全国生活衛生同業組合中央会

一般社団法人全国生活衛生同業組合中央会（ぜんこくせいかつえいせいどうぎょうくみあいちゅうおうかい）は、生活衛生関係の事業を営む同業者によって組織される団体の全国的な中央組織です。理容業、美容業、興行、クリーニング、公衆浴場、旅館ホテル、麺類、氷雪販売、食肉販売、飲食業、すし商、食鳥肉販売、喫茶飲食、中華料理、社交飲食業、料理業といった、国民生活に密接に関わる16業種の生活衛生同業組合連合会を会員として構成されています。

この中央会の主な目的は、会員である各業種の生活衛生同業組合連合会および傘下の組合組織全体の育成、そしてそれぞれの事業の健全な振興を図ることです。また、生活衛生関係営業における施設の衛生設備や日々の衛生管理の改善・向上を推進することも重要な役割の一つとなっています。これらの活動を通じて、業界の安定と発展に貢献し、利用者である国民の衛生的な生活環境を守ることに寄与しています。

組織としては、単なる業界団体としての機能に加え、協同組合的な性格も持ち合わせています。かつては厚生労働省の所管団体でした。全国生活衛生営業指導センターとも連携しながら、前述の組織育成や事業振興、衛生環境の整備に向けた指導や支援を行っています。

その歴史は、1965年（昭和40年）10月25日の設立に始まります。

団体の活動の中でも特筆されるのは、社会的な課題に対する取り組みです。例えば、近年議論された受動喫煙防止対策に関しては、サービス業などの建物内における原則禁煙化を目指す健康増進法改正案に対し、強い反対の姿勢を示しました。2017年2月には、全国たばこ販売協同組合連合会、全国たばこ耕作組合中央会、日本たばこ協会といったたばこ関連団体と共同で、受動喫煙防止対策に反対する署名活動を実施するなど、積極的に意見表明を行っています。

現在の理事長は田中清三氏が務めています。

団体の所在地は、東京都港区新橋6-8-2です。

中央会を構成する主な会員である16の生活衛生同業組合連合会は以下の通りです。

全国理容生活衛生同業組合連合会（全理連）
全日本美容業生活衛生同業組合連合会（全美連）
全国興行生活衛生同業組合連合会（全興連）
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会（全ク連）
全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会（全浴連）
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会（全旅連）
全国麺類生活衛生同業組合連合会（全麺生連）
全国氷雪販売業生活衛生同業組合連合会（全氷連）
全国食肉生活衛生同業組合連合会（全肉生連）
全国飲食業生活衛生同業組合連合会（全飲連）
全国すし商生活衛生同業組合連合会（全すし連）
全国食鳥肉販売業生活衛生同業組合連合会（全鳥連）
全国喫茶飲食生活衛生同業組合連合会（全喫飲連）
全国中華料理生活衛生同業組合連合会（全中連）
全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会（全社連）
全国料理業生活衛生同業組合連合会（全料連）

これらの多様な業種の団体が連携することで、生活衛生関係営業全体の共通課題に取り組み、業界の発展と公衆衛生の向上に貢献しています。

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