全日本アミューズメント施設営業者協会連合会

全日本アミューズメント施設営業者協会連合会の概要

一般社団法人全日本アミューズメント施設営業者協会連合会（AOU）は、日本のゲームセンターや遊技場を運営する企業の業界団体でした。1985年に設立され、1990年に社団法人として認可を受けました。AOUは、遊戯施設の健全化に向けたガイドラインの策定、業界関係者との連携、アミューズメントエキスポの開催など多岐にわたる事業を行っていました。その活動は、遊技業界全体の発展を促進することを目的としていましたが、2018年4月に日本アミューズメントマシン協会（JAMMA）と統合され、新たに日本アミューズメント産業協会（JAIA）が設立され、AOUは解散しました。

設立と歴史

AOUの源流は1985年まで遡ります。当初は任意団体で設立され、その後社団法人として認可を受けることで、より正式な団体としての地位を確立しました。設立当初の活動は、遊技場運営に関する様々なガイドラインの作成と、それに基づいた加盟企業への指導が中心でした。また、国内外のゲームセンター経営者や機械メーカーとの交流を続けることで、業界の発展を支えてきました。

マスコットキャラクター「ゲーミィ君」

AOUの公式マスコットは「ゲーミィ君」というキャラクターで、ゲームセンターのエンターテインメント性を象徴しています。このキャラクターは、AOU設立10周年を記念して制定され、以降多くのイベントで親しまれてきました。ゲーミィ君は、若い世代から高齢者まで広く愛される存在を目指して、ゲーム文化の浸透を図る役割を担っていました。

AOUの主要事業

AOUのドメインの中でも特に顕著な活動は、ジャパンアミューズメントエキスポ（JAEPO）やクレーンゲーム選手権の開催です。このイベントは、ゲーマーや業界関係者の交流の場となり、新たな遊技機の発表や競技が行われる重要な催しでした。特に、クレーンゲーム選手権は、参加者に技術や運を試す機会を提供しており、多くの観客を楽しませました。

合併とJAIAの設立

2018年にはAOUがJAMMAと合併し、日本アミューズメント産業協会（JAIA）が誕生しました。両団体の合併は、アミューズメント産業全体の構造を強化し、業界のトレンドに即したビジネスモデルの確立を目指しています。JAIAは、設備運営の効率化、業界の健全な発展を目指し、AOUの活動を受け継いでいます。

今後の展望

JAIAとしての新しい経営方針のもと、より広範囲な業界のニーズに応える活動が期待されています。また、社会貢献活動としての「アミューズメントラブ・エイド」や「ゲームの日」など、さらなるコミュニティとの連携が重要視されるでしょう。これにより、業界全体がより健全に発展し、ユーザーに楽しさを提供できる環境が整うことが期待されます。

AOUの活動は終わりましたが、その精神はJAIAに受け継がれ、アミューズメント業界のさらなる成長へとつながっているのです。

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