ジャパンアミューズメントエキスポ

ジャパンアミューズメントエキスポ（JAEPO）

ジャパンアミューズメントエキスポ（JAEPO）は、2013年から2020年、そして2023年の2月に千葉県・幕張メッセで開催されていたアーケードゲームを中心とした展示会です。主催は、2018年までが日本アミューズメントマシン協会（JAMMA）と全日本アミューズメント施設営業者協会連合会（AOU）で構成されるジャパンアミューズメントエキスポ協議会、2019年以降は日本アミューズメント産業協会（JAIA）が務めました。この展示会は、前身となるアミューズメントマシンショーとAOUアミューズメント・エキスポの歴史を引き継ぎ、業界の最新動向や技術革新を示す場として重要な役割を果たしました。

概要

JAEPOは、2012年まで開催されていたアミューズメントマシンショーとAOUアミューズメント・エキスポを統合する形で2013年にスタートしました。アーケードゲーム、メダルゲーム、プライズゲームの景品、そしてゲームセンター向けの関連商品など、幅広い製品が展示されました。2021年と2022年は新型コロナウイルス感染症の影響により開催が見送られましたが、2021年には代替として業界関係者向けのオンライン商談会が実施されました。2023年の開催では、当日券の販売はなく、時間別の前売り券販売に限定されました。また、この年をもって幕張メッセでの開催は終了し、2023年11月25日には東京ビッグサイトで一般消費者向けのイベントに焦点を当てた開催へと移行しました。

前身の展示会

アミューズメントマシンショー

アミューズメントマシンショーは、JAMMAが主催していた展示会で、通称「AMショー」として知られています。例年秋に開催され、1970年にはその名称で初回が開催されました。その歴史は長く、2013年には50回目を迎えました。過去には海外でも開催され、1996年に香港、1997年にシンガポール、1998年には上海で「アジア・アミューズメントマシンショー」として開催されました。この展示会は、アミューズメント業界の発展を支える重要な役割を果たしました。

歴史

1967年：第6回コインマシンショーが大阪で開催。アミューズメント工業協会（NAMA）が主催。
1968年：第7回コインマシンショーが東京で開催。NAMAが主催。
1969年：第8回遊園施設関連機器ショーが大阪で開催。全日本遊園地施設事業協同組合（JRE）とNAMAが主催。
1970年：第9回が東京で開催。アミューズメントマシンショーという名称で初回となる。
1971年：第10回アミューズメントマシンショーが東京で開催。JREとNAMAが統合し、全日本アミューズメント協会（JAA）となり、以降JAAが主催。
1972年：第11回アミューズメントマシンショーが東京で開催。
1973年：第12回アミューズメントマシンショーが東京で開催。JAAと日本遊園施設協会（JREA）が合併し、全日本遊園協会（JAA）となる。
1975年：第13回アミューズメントマシンショーが東京晴海の国際貿易センターで開催。49社が出展。
1980年：第18回アミューズメントマシンショーが開催。68社が出展。
JAAが解散し、JAMMA、全日本遊園施設協会（JAPEA）、日本アミューズメントオペレーター協会（NAO）の3団体が設立。
1981年：第19回アミューズメントマシンショー開催。71社が出展。
JAMMA、JAPEA、NAOの3社共催となる。

AOUアミューズメント・エキスポ

AOUアミューズメント・エキスポは、AOUが主催していた展示会で、通称「AOUショー」または「AOUエキスポ」と呼ばれていました。例年春に開催されていました。1982年に初めて開催され、当初はAOUの前身であるNAOが主催しており、「NAOアミューズメントエキスポ」という名称でした。1985年10月にNAOが再編されAOUとなったことで、翌1986年の第5回からは「AOUアミューズメント・エキスポ」の名称で親しまれるようになりました。

開催日

JAEPOは通常、金曜日と土曜日の2日間開催され、2日目には一般公開も行われていました。2017年から2019年の間は、Gzブレインとniconicoが主催する「闘会議」と合同開催となり、3日間の開催となりました（一般公開は2日目と3日目）。

イベント

接客デモンストレーション

AOUアミューズメント・エキスポから引き継がれている、AOU加盟オペレーター企業のスタッフによる接客デモンストレーションが、ビジネスデー限定で開催されていました。しかし、2023年の開催では実施されませんでした。

過去に開催されていたイベント

みんなのクレーンゲーム選手権：クレーンゲームの全国大会で、2005年から開催されていた「全日本クレーンゲーム選手権」を前身とし、2010年に名称変更されました。JAEPO 2013の開催をもって終了しました。
コスプレ博 in JAEPO：C-NET主催のコスプレイベントで、初回から併催されていましたが、2015年の開催をもって終了しました。ただし、その後もコスプレそのものは禁止されていませんでした。
天下一音ゲ祭：全日本アミューズメント施設営業者協会連合会が主催する音楽ゲームの全国大会で、2014年度から2018年度まで開催されていました。
天下一格ゲ祭：JAEPO主催者事業実行委員会とAOU店舗活性推進委員会が主催した対戦型格闘ゲームの大会で、2017年のみ開催されました。
天下一メダゲ祭：アドアーズが主催したイベントで、2017年のみ開催されました。メダルゲームで、制限時間内にメダルをどれだけ増やせるかを競う内容でした。
JAEPO2021オンラインビジネスミーティング：JAEPO 2021が新型コロナウイルスの影響で中止となった代替として、業界関係者向けにオンライン商談会が開催されました。しかし、参加企業からの否定的な意見が多かったため、2022年以降の開催は見送られました。

脚注

注釈

出典

外部リンク

* ジャパンアミューズメントエキスポ

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