八十二証券株式会社について
八十二証券株式
会社は、
長野県長野市に本店を構える証券
会社です。
八十二銀行グループに属しており、地域に根差した金融サービスを提供しています。
経営理念
「資産運用のホームドクターとしてプロフェッショナルな集団をめざします」を理念に掲げ、顧客一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかなサービスを心がけています。
営業形態
対面営業を主体としていますが、インターネット取引にも対応しており、多様な顧客のニーズに応えています。2023年3月期の自己資本規制比率は1,222.4%と高く、経営の安定性を示しています。
沿革
八十二証券は、その歴史の中で数々の変遷を経てきました。
1949年5月:北信証券株式会社として埴科郡杭瀬下村(現千曲市)に設立。
1949年7月:証券取引法に基づく証券業登録。
1987年9月:アルプス証券株式会社に社名変更。
1998年4月:長野山田証券と合併し、資本金を8億円に変更。
2006年4月:八十二銀行の完全子会社化。
2007年9月:八十二証券株式
会社に社名変更。
2010年10月:オンライントレードを開始。
2022年3月:本社を上田市から
長野市に移転。
店舗
長野県内を中心に、以下の店舗を展開しています。
本店営業部(長野市)
北長野支店(
長野市)
南長野支店(長野市)
松本支店(松本市)
広丘支店(塩尻市)
中野支店(中野市)
上田支店(上田市)
佐久支店(小諸市)
諏訪支店(諏訪市)
伊那支店(伊那市)
飯田支店(飯田市)
イメージキャラクター
2011年秋から、シンガーソングライターさだまさし氏の長女である佐田詠夢さんがイメージキャラクターを務めています。また、過去には高嶋芙佳さんもイメージキャラクターを務めていました。
長野県には、八十二証券の他にも、長野證券などの地場証券会社があります。また、かつて存在したアルプス証券、飯田証券、岡宮證券、諏訪証券、長野山田証券、松興証券、松本証券といった証券会社も、長野県の証券業界の歴史を彩ってきました。
長野県出身の証券関係者
長野県からは、小布施新三郎、田中平八、今村清之助など、日本の証券業界に大きな足跡を残した人物が輩出されています。彼らの功績は、長野県の金融史を語る上で欠かせません。
小布施新三郎:横浜で為替を学び、日本橋兜町で証券
会社を開業。東京株式取引所で監査役などを歴任。
田中平八:生糸や洋銀、為替相場で巨利を得て、「天下の糸平」と呼ばれた。
今村清之助:生糸や洋銀、為替相場で巨利を得て、今村銀行などを設立。
まとめ
八十二証券は、
長野県の地域経済に深く根ざした証券
会社として、顧客の資産運用をサポートしています。長年の歴史の中で培われた経験と、変化する時代に対応する柔軟性を持ち合わせ、今後も地域に貢献していくことが期待されます。
参考資料
八十二証券株式会社2023年3月期業務及び財産の状況に関する説明書
八十二証券ホームページ