八尾市立病院

八尾市立病院の紹介

八尾市立病院は、大阪府八尾市に位置する公立病院で、1950年に八尾市南太子堂で市立八尾市民病院として開院しました。以来、地域の医療を支える重要な施設としての役割を果たしています。1953年には病院名を八尾市立病院に改称し、医療サービスの向上に努めてきました。

新築と機能の進化

地域に根ざした医療提供のため、病院は度重なる増築を行ってきましたが、老朽化が進んだため2004年5月に八尾市龍華町に新築移転しました。この新しい施設では、電子カルテシステムを導入するなど、先進的な医療サービスを提供しています。特に、全国の病院の中でも初めてPFI方式に基づいた管理・運営を取り入れるなど、革新的な取り組みが評価されています。

八尾市立病院は、地域周産期母子医療センターや国指定の地域がん診療連携拠点病院に認定されています。また、公益財団法人日本医療機能評価機構からも認定を受けており、病院評価結果は3rdG:Ver.2.0に達しています。このことからも、病院の医療技術と安全性が高く評価されていることが伺えます。

基本方針と医療体制

八尾市立病院の基本方針は、患者へのサービスを最優先にすることから始まります。地域の中核病院として急性期医療や救急医療を充実させ、変化する医療ニーズに柔軟に対応する体制が整っています。また、地域の医療機関との連携を強化し、圏域内での医療の確立に貢献しています。さらに、高齢社会に対応した保健医療、福祉サービスの支援体制も推進しており、地域全体に対して幅広いサポートを提供しています。

診療科と病床数

病院は380床の一般病床を有し、その内訳は特別室7床、個室81床、4床室264床、ICU6床、NICU6床、2床室14床、無菌病室2床となっています。診療科目は多様であり、内科や外科、産婦人科、小児科、リハビリテーション科など、様々な医療サービスを提供しています。このように、様々な疾患に対して包括的な診療を行うことができる施設となっています。

医療機関としての認定

八尾市立病院は、保険医療機関や労災保険指定病院、生活保護法指定病院など、さまざまな医療機関としての認定を受けています。特定疾患治療研究事業などの委託医療機関としても機能しており、地域医療の向上に貢献しています。また、がん診療連携拠点病院としても指定されており、がん治療においても地域の重要な役割を果たしています。

交通アクセス

八尾市立病院へのアクセスは非常に便利です。JR西日本の大和路線・おおさか東線の久宝寺駅から徒歩約3分で到達できるほか、近鉄八尾駅からは近鉄バスを利用することができます。地下鉄の出戸駅からもバスでアクセス可能ですので、交通手段を選ばない位置にあるのが特徴です。

このように、八尾市立病院は地域の医療を支える重要な存在であり、今後も医療サービスの向上に努めることで、より多くの市民に信頼され続けることを目指しています。

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