八幡神社 (徳島市)

徳島県徳島市に鎮座する八幡神社は、眉山の麓に位置する歴史ある神社です。

歴史

八幡神社の起源は、天文年間に伊予国河野郷（現在の愛媛県松山市）に鎮座していた氏神様を阿波国に勧請したことに始まります。慶長7年（1602年）には瑞巌寺が置かれたことにより、元禄10年（1697年）6月15日に現在の場所へと遷座しました。『阿波志』によれば、当時は社領20万石を有していたと伝えられています。また、「寛保改神社帳」には、「富田浦八幡宮　神主富田　早雲斎宮」と記されています。

明治6年（1873年）に郷社に列せられましたが、終戦後に宗教法人となり、社格は撤廃されました。

祭事

八幡神社では、現在も様々な祭事が執り行われています。

初神楽祭 - 1月15日
夏祭り - 7月3日

境内社

境内には、以下の境内社が鎮座しています。

家神社
水神社
稲荷神社
竜神社
阿波狸の祠

文化財

八幡神社には、貴重な文化財も存在します。

随神門 - 徳島市指定文化財。江戸中期に建てられた三間一戸の切妻造りの門です。

本殿は昭和42年（1967年）11月に不審火により焼失しましたが、昭和62年（1987年）4月に再建されました。

市中五社

八幡神社は、徳島市内の以下の五社とともに「市中五社」の一社として知られています。

諏訪神社 - 徳島市南佐古三番町
春日神社 - 徳島市眉山町大滝山
四所神社 - 徳島市福島
金刀比羅神社 - 徳島市勢見町

交通

八幡神社へのアクセスは、以下の通りです。

JR牟岐線阿波富田駅より徒歩約15分

関連項目

八幡宮
* 三島神社

八幡神社は、地域の人々の信仰を集める神社であり、その歴史と文化は今も大切に受け継がれています。

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