八戸テレビ・FM中継局

八戸テレビ・FM中継局

八戸テレビ・FM中継局は、青森県三戸郡に設置されているテレビとFMラジオの中継局です。テレビ中継局は階上町に、ラジオ中継局は南部町にそれぞれ設置されています。

中継局概要

デジタルテレビ放送

階上岳の山頂付近には、青森県内のテレビ局が共同で利用するデジタル八戸中継局が設置されており、八戸市、三沢市、十和田市など、青森県南部地方の広範囲なエリアをカバーしています。この地域は三陸復興国立公園に編入されており、八戸テレビ・FM中継局は、青森県内の送信施設としては十和田湖中継局に次いで2番目に国立公園内に位置しています。

デジタルテレビ中継局は2007年7月27日に試験放送を開始し、7月30日に本免許が交付、8月1日から本放送が開始されました。

放送エリアは、三沢市、上北郡七戸町、上北郡おいらせ町の全域と、八戸市、十和田市、上北郡六戸町、上北郡東北町、上北郡六ヶ所村、三戸郡階上町、三戸郡五戸町、三戸郡南部町の一部地域です。

デジタルテレビ中継局の送信施設は、NHK、RAB、ATVが共同で新設したものを使用しており、ABAは既存のアナログ施設を継続して使用しています。

NHK-FM、エフエム青森中継局

NHK-FMとエフエム青森の中継局は、三戸郡南部町に設置されています。NHK青森放送局のガイドによれば、NHK-FMは天魔平に設置されています。

青森放送FM補完中継局（RAB八戸FM）

RAB八戸FMは、三戸郡階上町大字鳥谷部に設置されました。2016年11月29日に総務省から無線システム普及支援事業費等補助金が交付決定され、2017年6月2日に予備免許が交付、同年9月28日に本免許が交付され、10月1日に運用が開始されました。

マルチメディア放送

マルチメディア放送の設備は、ABA中継局に増設されました。地上テレビ放送と同様に、送信アンテナは北側のみに設置されています。

廃止された中継局

アナログテレビ放送

地上アナログ放送は、2011年7月24日に放送を終了し、すべて廃止されました。

NHKとRABのアナログテレビ中継局は、デジタル放送の階上岳ではなく、南部町苫米地の標高約130mの地点に設置されていました。そのため、電波が届かない地域をカバーするために、八戸沢里テレビ中継局や階上テレビ中継局、NHK浜須賀中継局が別途設置されていました。デジタル放送では階上岳からの電波でカバーできるようになったため、これらのアナログ中継局は2011年7月24日に廃止されました。

2009年には、三戸郡および十和田市方面の地上デジタル放送開始に伴い、旧NHK総合鉄塔にデジタル放送中継伝送用のTTLパラボラアンテナが増設されました。これにより、現在はFM送信所およびデジタル放送固定局としての役割を担っています。

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