八日市駅

八日市駅

八日市駅（ようかいちえき）は、滋賀県東近江市八日市浜野町に位置する近江鉄道の駅である。この駅の駅番号はOR15であり、本線と八日市線が接続している。終日有人駅として運営されており、歴史的にも重要な駅として、第1回近畿の駅百選にも選ばれている。

歴史

八日市駅は1898年7月24日に開業し、当初は近江鉄道本線の駅として機能していた。1946年1月1日には八日市線の新八日市間が開業し、これにより両路線間の乗り換えが可能になった。その後、1998年6月には新しい駅舎が完成し、駅の利便性が向上した。さらに、2019年11月には駅内に近江鉄道ミュージアムがオープンし、鉄道に関するさまざまな展示が行われている。2022年4月5日には、駅構内に緊急ラジオ局「FMひがしおうみ」が移転し、地域の活性化にも寄与している。

駅の構造

八日市駅は、駅舎に隣接した単式ホーム1面と島式ホーム1面の2面3線の構造を持っている。乗り場は1・2・3番のりばとして利用され、単式ホームと島式ホームの間には車両留置用の中線が設けられている。島式ホームの外側と米原方面には側線があり、駅全体は跨線橋で結ばれていて、エレベーターも設置されている。この駅舎は近江鉄道の中でも最大かつ近代的なデザインが特徴で、LCD行先表示器や自動放送設備も導入されている。

特に注意すべきは、隣の新八日市駅との距離が非常に短い500メートルであるため、両駅間の場内信号が南側の踏切を挟んで向かい合う配置になっている。また、始発や終着の列車は踏切を通過するため、その点も考慮される必要がある。旧駅舎は大きな木造造りで、数多くの広告看板が掲示されていた。

利用状況

最近の八日市駅の1日平均乗車人員は、地域の統計書に基づくと一定の乗客数を維持しており、地元住民や観光客にとってアクセスの良い交通手段として利用されている。

駅周辺の環境

八日市駅の東側は商業地域であり、駅前通りは「駅前グリーンロード」という名称で親しまれている。道沿いには高校や市役所、警察署があり、商業施設やショッピングプラザアピアも近くに位置している。商業施設の西側を走る御代参街道と東側を通る滋賀県道13号線が交差し、その南側には賑やかな商店街が広がっている。駅西側には調和のとれた環境である延命公園があり、テニスコートや太陽光発電所も設置されている。

接続交通機関

八日市駅では、駅前ロータリー内に「八日市駅」の停留所があり、近江鉄道バスとちょこっとバスの路線が発着している。また、ちょこっとタクシーのデマンドタクシーも利用可能で、予約をすることで駅から周辺地域へのアクセスが便利である。

近隣の駅

八日市駅に近い駅は河辺の森駅（OR14）及び長谷野駅（OR26）で、八日市線の快速は平日に一便だけ運行されている。普通列車は八日市駅と新八日市駅の間で頻繁に運行されており、これにより駅利用者の利便性が高められている。

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