八木山ベニーランド

八木山ベニーランド：仙台の歴史ある遊園地

八木山ベニーランドは、宮城県仙台市太白区にある遊園地で、1968年に開園しました。仙台市八木山動物公園と道路を挟んで向かい合う場所に位置し、地元の人々に長年親しまれています。

歴史

1968年4月14日、東北地方初の総合遊園地として開園しました。開園当初は15種類のアトラクションがあり、ジェットコースター、ゴーカート、ティーカップなどが人気を集めました。現在もこれらのアトラクションは、リニューアルされながらも現役で稼働しています。

開園後もアトラクションの充実が図られ、1980年には2回転宙返りのコークスクリューが設置されました。これは当時としては画期的なことで、アトラクションマシンの大型化、外国製マシンの導入という点で話題になりました。現在では30近いアトラクションが楽しめます。

年表

1930年：「八木山遊園地」が開園。
1968年4月14日：「八木山ベニーランド」として新たに開園。
1980年：来園者数がピークの約50万人に達する。
2007年：「仙台コスプレフェスティバル」や「ハロウィンフェスタ」が開催され、多くの参加者を集める。
2011年：東日本大震災により一時休園するも、約1ヶ月後に営業再開。
2017年：観覧車の命名権が取得され、「観覧車～Presented by仙台あおば学舎」と命名される。
2020年：新型コロナウイルス感染拡大のため一時休業する。

テーマソング

1968年の開園を記念して作られたテーマソングは、宮城県だけでなく東北地方全体で親しまれています。この曲は、地元高校野球の応援や、プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスのチャンステーマとしても使われています。また、アニメや落語にも登場するなど、地元文化に深く根付いています。

マスコットキャラクター

ベニーランドのシンボルマークは、「ベニーマーク」と呼ばれ、「ベ」を円で囲んで図案化し、子供の笑顔をイメージしたものです。このマークをモチーフにしたマスコットキャラクターとして、男の子の「ベニーニョ」と女の子の「ベニーニャ」がいます。

アトラクション

現在、八木山ベニーランドには以下のようなアトラクションがあります。

八木山サイクロン：スリル満点のジェットコースター。
観覧車（2代）：仙台の景色を一望できる。
コークスクリュー：2回転宙返りが楽しめるジェットコースター。
キッズトレイン東西線：地下鉄を模したミニ列車。
メガダンス：激しい回転が特徴的なアトラクション。
エアロ5：日本一遅いとされるジェットコースター。
ミニサイクロン：ファミリー向けのジェットコースター。
スカイジェット：空を飛ぶような感覚が楽しめる。
ゴーカート：自分で運転できるアトラクション。
テレコンバット：射撃ゲーム。
バルーンレース：気球に乗って空を散歩するようなアトラクション。
パラトルーパー：回転しながら上昇するアトラクション。
メリーゴーラウンド：定番の回転木馬。
弁慶号：ゆっくり進む乗り物。
コーヒーカップ：回転するカップに乗るアトラクション。
ダックス：かわいらしい乗り物。
ロッキンタグ：回転しながら進むアトラクション
フアフア：子供向けの遊具。
トランポリン：跳ねて遊べる。
トリッピングカー：ゆっくり進む乗り物。
マイカート：自分で運転できる乗り物。
アクアブラスター：水を使ったアトラクション。
キッズ乗り物：小さいお子様向けの乗り物
アーケードゲーム：様々なゲームが楽しめる
ちびっこパワーショベル：ショベルカーを操作するアトラクション
洋弓：弓矢で的を射抜く。
ミステリーハウス：不思議な体験ができる。

サービス施設

園内には、サービスセンター、フードショップ、噴水前食堂、ファストフードショップなどがあります。また、野外ステージやふれあいホール、レストハウス、芋煮会施設も完備されており、様々なイベントや休憩に利用できます。さらに、園内には「越路神社（ベニー神社）」があります。

過去の施設

以前は以下のような施設もありましたが、現在は廃止されています。

ベニータワー：回転式展望塔
宇宙ロケット、チェーンタワー、おとぎの馬車、子供の国、回転ブランコ、ささやきの小径
荒野の野砲：射撃アトラクション。
初代観覧車
アストロライナー
トップスピン2
幽霊屋敷、3D立体時空館
ジェットコースター：老朽化のため2022年に引退
パイラット:老朽化のため営業終了

所在地・アクセス

所在地：宮城県仙台市太白区長町字越路19番地1
アクセス：
地下鉄：仙台市地下鉄東西線・八木山動物公園駅下車
バス：「八木山ベニーランド前」停留所下車
駐車場：600台（普通車500円/日・バス1000円/日）

まとめ

八木山ベニーランドは、多くの人々に愛される歴史ある遊園地です。アトラクションだけでなく、テーマソングやマスコットキャラクターなど、ユニークな魅力がたくさんあります。ぜひ一度訪れて、楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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