八王子南バイパス

八王子南バイパス

八王子南バイパスは、東京都八王子市内に位置する国道20号のバイパス道路です。この道路は、八王子市北野町を起点とし、南浅川町を終点とする全長9.6kmの区間を結びます。八王子都市計画道路3・3・2号線の一部であり、東京八王子線の一部を構成しています。

概要

八王子南バイパスは、国道16号（八王子バイパス）から圏央道高尾山ICへのアクセス向上を目的として計画されました。道路規格は第4種第1級で、4車線道路として設計されており、設計速度は60km/hです。トンネル、掘割、高架構造が多用されており、既存の道路との交差はほとんどが立体交差となる予定です。

歴史

1997年2月24日に都市計画が決定され、同年度に事業化されました。2001年度から工事が開始され、2010年7月31日には、館町（町田街道）から南浅川町（高尾山IC）までの区間が開通しました。その後、2015年3月27日には、大船町（八王子城山線）から寺田町までの地上部が暫定2車線で開通しています。2021年4月27日には、大船町から館町間の区間が今後5年程度で開通する見込みであることが公表されました。

路線状況

町田街道以西

この区間は、歩道が設置されていないため、歩行者と自転車の通行が禁止されています。原付および自動車のみ通行可能です。この区間の開通に伴い、既存の国道20号側は、圏央道高尾山ICとの交差点となり、当バイパスに接続する形に変更されました。

町田街道以東

この区間には、歩道が整備されており、歩行者も通行可能です。自転車は側道を通行できます。

構造物

浅川トンネル

全長1,839mのトンネルです。

地理

交差する道路

国道20号（甲州街道）
国道16号（八王子バイパス）
首都圏中央連絡自動車道（圏央道）

周辺施設

京王片倉駅
片倉つどいの森公園
JR八王子みなみ野駅
東京都立翔陽高等学校
東京医科大学八王子医療センター
拓殖大学八王子国際キャンパス
高尾霊園
高尾山

事業の投資効果

2022年に行われた事業評価監視委員会による再評価では、事業費が2019年時点の予測から580億円増加し、2142億円に達することが発表されました。これにより、事業全体の費用便益比は1.3から0.97へと低下しました。この変化は、事業の経済的な効率性に対する懸念を示しています。

関連情報

関連項目

国道20号（甲州街道）
中日本高速道路
バイパス道路
八王子バイパス（国道16号）
日野バイパス（国道20号）
首都圏中央連絡自動車道（圏央道）
関東地方の道路一覧

外部リンク

国土交通省相武国道事務所 事業紹介 国道20号八王子南バイパス
首都圏中央連絡自動車道・一般国道20号八王子南バイパスの今後の事業の進め方について (PDF)
一般国道20号 八王子南バイパス 事業再評価資料（2011年10月） (PDF)
一般国道20号 八王子南バイパス 事業再評価資料（2022年10月） (PDF)

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