八重山郡

八重山郡（やえやまぐん）

沖縄県に位置する八重山郡は、美しい自然と独特の文化が魅力の地域です。2024年11月1日現在の推計人口は5,519人、面積は363.3平方キロメートル、人口密度は1平方キロメートルあたり15.2人となっています。

郡の構成

八重山郡は、以下の2つの町で構成されています。

竹富町（たけとみちょう）：西表島や竹富島など、多くの島々からなる町です。豊かな自然と伝統的な景観が残っています。
与那国町（よなぐにちょう）：日本最西端に位置する与那国島からなる町です。独特の文化と景観が特徴です。

歴史

八重山郡は、1896年（明治29年）に行政区画として発足しました。当初は、現在の石垣市を含む、八重山列島の広範囲を管轄していました。

1896年（明治29年）4月1日：
「沖縄県ノ郡編制ニ関スル件」により、石垣間切、大浜間切、宮良間切、与那国島を管轄区域として八重山郡が発足しました。郡役所は大浜間切に設置されました。
1908年（明治41年）4月1日：
島嶼町村制の施行により、八重山郡全域が八重山村となりました。
1914年（大正3年）4月1日：
八重山村が分割され、石垣村、大浜村、竹富村、与那国村の4つの村となりました。
1926年（大正15年）12月1日：
石垣村が町制を施行し、石垣町となりました。
1945年（昭和20年）4月1日以降：
米軍占領地域となり、アメリカの統治下に入りました。
1946年（昭和21年）1月：
連合国軍最高司令官総司令部覚書により、アメリカ軍政に移管されました。
1947年（昭和22年）：
7月10日：石垣町が市制を施行し、石垣市となり、八重山郡から離脱しました。
9月1日：大浜村が町制を施行し、大浜町となりました。
1948年（昭和23年）：
7月1日：竹富村が町制を施行し、竹富町となりました。
12月1日：与那国村が町制を施行し、与那国町となりました。
1964年（昭和39年）6月1日：
大浜町が石垣市に編入されました。
1972年（昭和47年）5月15日：
沖縄返還により、八重山郡全域が日本に復帰しました。同時に、地方自治法が適用されることになりました。

行政

八重山郡の行政は、各町がそれぞれ行っています。
県議会議員選挙は、石垣市区として石垣市と合わせた選挙区となっています。

脚注

特記なき場合、上記の歴史年表は『八重山 近・現代史 略年表』に基づいています。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 47 沖縄県』角川書店、1986年

外部リンク

八重山郡に関連する地理データ - オープンストリートマップ

八重山郡は、歴史の中で様々な変遷を経て現在の形に至っています。美しい自然と独自の文化を守りながら、発展を続けています。

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