公園東口駅

公園東口駅について

公園東口駅（こうえんひがしぐちえき）は、大阪府吹田市千里万博公園に位置する大阪モノレール彩都線の駅で、駅番号は51です。この駅は万博記念競技場や万博公園内の日本庭園などへのアクセスが良いため、利用者にとって便利な地点となっています。また、Jリーグのガンバ大阪の本拠地である市立吹田サッカースタジアムへの最寄り駅としても機能しています。しかし、隣接する万博記念公園駅とのアクセスの差はそれほど大きくなく、多くのサッカーファンは万博記念公園駅を利用する傾向があります。

駅の歴史

公園東口駅は、当初の計画には含まれていませんでしたが、Jリーグが設立された際、万博記念競技場での観戦を希望するファンに対して、当時の万博記念協会が大阪府に強く要望した結果、駅が新たに整備されました。このようにして開業が実現しましたが、駅の近隣エリアの整備は大阪府が主に負担しています。

年表

• - 1998年（平成10年）10月1日：国際文化公園都市モノレール線（現在の彩都線）万博記念公園－阪大病院前間の開通と同時に開業。
• - 2023年（令和5年）1月28日：可動式ホーム柵の運用を開始。

駅構造

公園東口駅は、島式のホーム1面2線を有する高架駅です。改札口とコンコースは2階にあり、ホームは3階に設けられています。改札口は1つで、コンコースの幅は他の駅と比較して広めに設計されています。ただし、自動販売機コーナー「モノドリンク」は設置されていません。万博記念公園や万博競技場へはコンコースから直接アクセスでき、階段を使用せずに移動可能です。

駅の前には一般車が通行するロータリーはないものの、200メートルほど東にバスロータリーが存在し、イベントのない日時には一般車の乗り入れもできるようになっています。

利用状況

2020年（令和2年）のデータによると、1日平均乗降人員は878人であり、これは大阪モノレールの駅の中でも最も少ない利用客数です。しかし、ガンバ大阪が活動していた頃の試合日には多くの観客で賑わう駅でもありました。サッカースタジアムが移転して以降は、万博記念公園駅が最寄り駅として利用されていますが、公園東口駅からも平坦な道が続くため、バリアフリー対応で徒歩で向かう需要は依然として存在しています。

駅周辺

公園東口駅の周辺には多くの観光スポットや施設があります。主な場所には日本庭園、大阪日本民芸館、国立民族学博物館、万博記念競技場、市立吹田サッカースタジアム（ガンバ大阪のホーム）があり、試合開催時にはモノレールの本線からの直通運転が行われることもあります。更に、平和のバラ園や吹田市資源リサイクルセンターくるくるプラザも駅近くに位置しています。

バス路線

また、駅の最寄りのバス停留所は近鉄バスの「日本庭園前」で、駅出口から外周道路を北にうねって進みますが、外周道路は時計回りの一方通行になっています。このため、JR茨木駅や阪急茨木市駅方面行きの停留所は駅から離れた場所に設置されています。

公園東口駅は、その利便性から観光客や地元住民に広く利用されています。

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