六甲比命神社

六甲比命大善神社の紹介

六甲比命大善神社（ろっこうひめだいぜんじんじゃ）は、兵庫県神戸市の六甲山にある神社です。この神社は、圧巻の磐座を御神体としており、その歴史と神話は非常に興味深いものがあります。神社は神戸市灘区六甲山町に位置し、自然の美しさに囲まれています。

概要

六甲山の頂上付近にあるこの神社は、近くに六甲山カンツリーハウスといった観光スポットもあり、訪れる人々にとっては自然を楽しみながらの参拝が可能です。六甲比命大善神社は、7世紀にインドから渡来した法道仙人によって創建されたと言われ、時には吉祥院多聞寺の奥の院ともされています。特に、御神体となっている磐座は、壮大さで訪れる人々を圧倒します。

祭神

この神社の祭神には、六甲比命大善神（弁財天・吉祥天）であり、撞賢木厳魂天疎向津姫（瀬織津姫）が含まれています。祭神の名前は、地域の変遷とともに変わってきた歴史があります。六甲周辺の豊富な水源に恵まれた神徳は、全体において有馬温泉や布引の滝などに顕れています。六甲山はかつて、武庫という名で知られており、その名にまつわる祭神の呼び名も、「向かつ姫」や「むこう姫」とされていました。

歴史

六甲比命神社の磐座は、自然形成物ではなく、縄文時代に人によって築かれたものです。一説には、縄文中期（約5000年前）に作られたとされています。また、神社の歴史には、役行者の縁者である四鬼家が地域を管理していたことも考えられています。以前は廣田神社の奥宮であったことが考証されており、神社の祭神名と向かつ峰の名称にも一致があります。

神仏分離と共同管理

神社は長い間、寺院と共同で管理されてきましたが、明治時代の神仏分離政策によって、その体制が変わりました。現在は、六甲比命講と多聞寺の共同管理により、秋には護摩供養が行われています。

近年の人気

最近では、この神社はパワースポットとして知られ、多くの参拝客が訪れるようになっています。多様なグループ催しが行われることもあるこの場所では、神社の拝殿でさまざまな授与品も手に入れることができ、訪れる人々にとって心温まる体験ができます。

アクセス

六甲比命大善神社へのアクセスは、車や公共交通機関から可能です。車を利用する場合、複数の方面からのアプローチが可能で、適切な駐車場も用意されています。公共交通機関では、JRや阪急を利用し、六甲山上へと向かい、山上のバスに乗り換えることでアクセスできます。

六甲比命大善神社は、訪問者に自然の美しさ、深い歴史、そして高い神聖性を体感させてくれるスポットです。足を運んで、ぜひ自らの目でその素晴らしさを感じていただきたいと思います。

もう一度検索