六軒町通

六軒町通（ろっけんまちどおり）は、京都市内を南北に走る通りの一つです。北は上立売通から始まり、南は御池通の北側まで続いています。

概要

六軒町通は、全線にわたって住宅街の中を走る生活道路としての性格が強く、地域住民の生活に密着した通りとなっています。特に、下立売通より北の区間は南行きの一方通行となっているため、通行の際には注意が必要です。

六軒町通という名称は、二条駅より南に伸びる延長線上の道に対しても使われることがあります。この延長部分を含めて六軒町通と認識している人も少なくありません。

沿道の主な施設

六軒町通沿いには、歴史的な寺院や地域住民に親しまれている施設が点在しています。

大報恩寺（千本釈迦堂）
鎌倉時代に建立された古刹で、国宝の本堂や六観音像など、数多くの文化財を所蔵しています。特に、本堂は京都市内に現存する最古の木造建築物として知られています。

千本日活
六軒町通から一本東の通りに面しており、かつては映画館として地域の人々に親しまれていましたが、現在は閉館しています。
二条自動車教習所
運転免許取得を目指す人々が通う自動車教習所です。

二条駅（御池通以南）
JR山陰本線（嵯峨野線）と京都市営地下鉄東西線が乗り入れる駅で、交通の要衝となっています。駅周辺は商業施設やオフィスビルが集まるエリアです。

BiVi二条（御池通以南）
二条駅に隣接する複合商業施設で、映画館や飲食店、専門店などが入っています。

NISSHA（御池通以南）
特殊印刷技術で知られる企業の本社があります。

周辺の通り

六軒町通の周辺には、京都市の主要な通りがいくつか存在します。

* 東新道
六軒町通のさらに南、四条通から南に伸びる通りです。六軒町通の延長線上にあると見なされることもあります。

六軒町通は、京都市の歴史と文化、そして現代の生活が交差する通りとして、地域住民にとってかけがえのない存在となっています。

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